お酒の飲み過ぎが体に良くないことは言うまでもない。では、実際にどんな体調不良に見舞われる人が多いのだろうか。また、二日酔いの原因とその対策とは?
日本トリムはこのほど、お酒と体調不良に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。ここでは調査結果とともに、二日酔いを防いで楽しく酒を飲む方法について紹介する。
適量を飲んで楽しくお酒を楽しもう
「酒は百薬の長」という言葉が古くからあるように、適量のお酒は気持ちをリラックスさせたり、血行を促進したりと、心身によい効果を及ぼすと言われてきた。
一方で、お酒の飲み過ぎによって頭痛や下痢などの体調不良を起こしたことがある方も多いとはず。また、長期にわたる多量の飲酒が、さまざまな病気やアルコール依存症の引き金になることもよく知られている。お酒は適量を飲むことで心身の健康に役立てることが大切だ。
そもそも、お酒の”適量”とはどのくらいなのだろうか。厚生労働省は「健康日本 21」の中で、節度ある適度な飲酒を「1日平均純アルコールで20g程度」と定めている。主な酒類に換算すると、アルコール20gに相当する酒量はそれぞれ次の通りだ。
ただし、男性に比べてアルコール分解速度の遅い女性や高齢者は、酔い方や臓器障害がひどくなる恐れがあるため、この1/2~1/3程度が適量だと考えられている。
お酒による体調不良、1位「吐き気」、2位「頭痛」、3位「胃もたれ・胸やけ」
お酒の飲み過ぎが体によくない影響を及ぼすことは知られているが、具体的にはどのようなトラブルがあるのだろうか。日本トリムが行った調査(*1)によると、約4割の人がお酒を飲んで体調不良になったことがあると回答した。
さらに、体調不良になったことがあると回答した人に、どんな体調不良になったかを尋ねたところ、1位が「吐き気」、2位が「頭痛」、3位が「胃もたれ・胸やけ」となった。こうした症状は「二日酔い」と呼ばれている。