歴史と未来が交錯する東京の伝統美をグラデーションダイヤルで表現したキングセイコーの新作ウォッチ「KSK キャリバー6L35モデル」

セイコーは、「キングセイコー」からブランド生誕の地、東京・亀戸に今も息づく伝統美にインスピレーションを得たモデル3種を、10月11日（金）より発売する。希望小売価格はすべて418,000円（税込）。

亀戸を象徴する「亀甲文」や亀戸天神社の「藤波」など東京・亀戸に息づく伝統美を表現した新モデル

キングセイコーは、東京・亀戸に存在したセイコーの時計工場「第二精工舎」で1961年に誕生し、1960年代後半から1970年代にかけて、国産機械式腕時計の発展を牽引したブランドだ。高級腕時計としての性能を備え、先進的なデザインにも挑戦し続けてきた。

本作は、有機的な型打模様と美しいグラデーションダイヤルを組み合わせ、江戸時代の浮世絵にも描かれるほど有名であった亀戸の一本の梅に着想を得て、梅が美しく咲くさまを新しい型打模様で表現した。

細やかな梅の模様を表した型打パターンに、奥行きのある赤色をグラデーションで塗装することで、梅の花がより立体的に見え、さらに光の加減によって様々な表情に変化するダイヤルを楽しめる。

キングセイコーが誕生した「亀戸」の「亀」は、長寿を象徴する吉祥の動物として古くから親しまれ、甲羅の形が由来の「亀甲文（きっこうもん）」は、縁起の良い柄として継承されてきた日本の伝統的な吉祥文様のひとつ。

本作は、亀甲文をモチーフにした、キングセイコーならではの型打模様と、亀戸近くの隅田川から着想を得た深い青色が調和し、ブランド誕生の地を象徴するモデルに仕上げた。

当時の工場の近くに佇む、1662年創建の亀戸天神社には見応えのある藤棚があり、春になると、たくさんの藤の花が咲き誇る様子を見に多くの人々が訪れている。

本作は、藤棚に咲く無数の花々が、風が吹くと波のように動くさま（藤波）を、立体的な新しい型打模様に柔らかな薄紫色のグラデーションを重ねることで表現した。

ガラスやケースの稜線を丹念に仕上げて際立たせることで、KSKの特徴である直線的でエッジの際立つケースデザインをさらに引き立てている。

ダイヤルには、堂々とした太く長い三面カットの時分針を採用しており、深いグラデーションのダイヤルとのコントラストによって、より一層輝きを放つ。

12時位置に植えられたインデックスは、”KSK”から受け継いだユニークな形状で、天面に施されたライターカットのきらめきが “KSK”特有の個性を際立たせている。

ムーブメントには、セイコーの現行機種で最も薄い自動巻ムーブメント「キャリバー6L35」を搭載。ケース構造と風防の形状を改良することによって、1965年に誕生した二代目キングセイコー“KSK”のオリジナルモデルよりもさらに0.2mmの薄型化を実現している。

製品概要

<キングセイコー>KSK キャリバー6L35モデル
品番：SDKA011, SDKA013, SDKA015（左より）
希望小売価格（税込）：418,000円
ケース・ブレスレット：ステンレススチール
ガラス：ボックス型サファイアガラス（内面無反射コーティング）
防水性能：日常生活用強化防水（5気圧）
ケースサイズ：［外径］38.6mm（りゅうず含まず）、［厚さ］10.7mm
発売予定日：10月11日（金）

ムーブメント仕様
メカニカルムーブメント キャリバー6L35
巻上方式：自動巻（手巻つき）
時間精度：日差+15秒～-10秒（気温5℃～35℃において腕に着けた場合）
パワーリザーブ：約45時間
石数：26石
振動数：28,800振動/時（8振動/秒）

関連情報
https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/kingseiko/special/KSK/index#caliber6l

構成／Ara