自民党総裁、立憲代表の両選挙に関する企業向けアンケートを実施
岸田文雄首相の総裁任期満了に伴う総裁選が実施される自民党は、裏金問題で派閥の多くが解消したことにより、過去最多となる9人の候補者が立候補。2024年9月12日に告示され、9月27日開票というスケジュールで、現在選挙戦が進行している。
一方、4人が立候補した野党第一党の立憲民主党の代表選は9月27日開票となっており、それぞれ注目を集めている。
そこで東京商工リサーチ(TSR)は、両選挙に関する企業向けアンケートを実施。5921社から寄せられた有効回答を集計・分析の上、結果を公開した。
本稿では同社リリースを元に、その概要をお伝えする。
■「日本経済や自社ビジネスの発展に寄与する」と思う自民党総裁候補は高市早苗氏
自民党総裁選に立候補を表明または、意欲を示した候補者のうち、日本経済・自社ビジネスの発展に寄与すると思うのは誰かを聞いた。
5921社から回答を得た結果、最多は高市早苗氏で、24.4%(5921社中、1447社)の支持を集めた。次いで石破茂氏の16.9%(1005社)、小泉進次郎氏の8.3%(492社)、青山繁晴氏6.1%(367社)となった。 「寄与すると思う人物はいない」は21.7%(1286社)だった。
■「日本経済や自社ビジネスの発展に寄与する」と思う立憲民主党代表候補は野田佳彦氏
立憲民主党の代表選挙については5433社から回答を得た。その中で最も支持を集めたのが総理経験者の野田佳彦氏で36.3%(1976社)。次いで、枝野幸男氏の4.9%(269社)が続くが、日本経済・自社ビジネスの発展に「寄与すると思う人物はいない」との回答が半数を超えた50.8%(5433社中、2761社)となっている。
調査概要
調査時期/2024年9月4~9日
有効回答/5921社
対象/9月上旬までに立候補が予想された議員、立候補締切時点で立候補を取りやめた議員を含む。
関連情報
https://www.tsr-net.co.jp/index.html
構成/清水眞希