DIME MAGAZINE
コンピューターを利用したシステムのハードウェア、ソフトウェアの企画から開発、製造まで行うシームレステクノロジーは、スマホとブルートゥース技術による車両盗難防止を目指し、「GUARDOM（ガルドム）」の販売を開始した。
GUARDOMは、同社が開発した特許取得技術「セキュアリレー」を応用し、車のエンジン制御機器のヒューズを電気的に操作することで、エンジン始動を管理するシステムとなる。この「セキュアリレー」は、エンジン始動を制御するヒューズと簡単に置き換え、リレーから電源を取るだけで取り付けが可能なため、車の改造は一切不要で、保証にも影響を与えることなく現状復帰も容易に行なえる。
最新手口の「ゲームボーイ」を使った車両盗難手法にも対応
近年、車両盗難は深刻な社会問題となっており、多くの対策製品が市場に出回っているが、依然として盗難件数は減少するどころか増加の一途をたどっている。このような状況下において、車両盗難防止製品には、より手軽に使用できる（車両に加工を加える必要がない、短時間で取り付け可能、簡単に元に戻せる）と同時に、確実な効果を発揮することが求められている。
この「GUARDOM」は、特許取得した技術を応用して、クルマで一般的に使用されているヒューズを利用し、スマートフォンからのブルートゥースを利用した操作で、エンジンの始動に関連するヒューズを電気的に抜き差しすることで始動可否の制御を行い、昨今多発しているリレーアタックやコードグラバー、CANインベーダーなどに加え、最新手口の「ゲームボーイ」などの短時間での車両盗難手法に対応している。
なお、ヒューズは、安全性に関わる部品なので、高度な設計技術が必要で、万が一に場合にも備えた安全設計をしている。またスマートフォンと連動した「GUARDOM」は、車のセキュリティをスマホ一つで完璧に管理。セキュリティが有効な状態では、車は一切動かせない。さらに専用アプリを起動させていれば、クルマとの距離により自動的にセキュリティのオン／オフをコントロールできる。
たとえ巧妙な手口で車内に侵入されても、「GUARDOM」はエンジン始動を完全に無効化。ボンネットを強引に開けようとしても、電池駆動の「セキュアアラーム」や、物理的な「ボンネットロック」で鉄壁の守りを実現。
現在、納車された車に盗難対策を施そうとしても、市場では関連商品が品薄となっており、また、取り付け作業を行うカーセキュリティショップでも予約が取りづらい状況が続いている。このような状況下においても、新製品「GUARDOM」は、ユーザーに安心を提供できる。
【メーカー希望小売価格】
ランクル300用 Aセット 140,000円～（取付工賃別途）
ランクル300用 Bセット 90,000円～（取付工賃別途）
■適合車種：下記関連情報より確認ください
関連情報：https://guardom.sysdes.jp/
構成／土屋嘉久
最新号
