ニコンがヘラルボニーとコラボしたミラーレスカメラ「Z fc」の限定モデルを発売

ニコンイメージングジャパンは、同社が運営する公式オンラインショップ「ニコンダイレクト」にて、ヘラルボニーの契約作家が描くアートをプレミアムエクステリアに採用した「Nikon | HERALBONY Z fc」を数量限定（全世界で800台限定）で発売すると発表した。販売価格は139,800円。

なお、本コラボレーションモデルは、抽選販売となり、当選した人のみが購入することが可能。抽選期間は2024年9月13日10時から9月30日11時59分までで、抽選結果は10月9日に判明。当選後の購入期間は10月9日13時から10月23日11時59分となり、この期間内に注文手続きをしない場合、当選権利がなくなるとのことだ。

ヘラルボニーが保有しているアートデータライセンス2,000点以上のアート作品の中から厳選した4作品を「Z fc」のプレミアムエクステリアに展開！

ヘラルボニーは、福祉を起点に新しい文化をつくる企業。同社が掲げるミッション「異彩を、放て。」にニコンが共感し、今回のコラボレーションが実現したとのことで、異彩を放つアート作品を施した「ニコン Z fc」を通して、撮影や表現を楽しむツールにとどまらず、自分らしさを発揮する手段として、カメラを楽しんでもらいたい、という想いが込められているという。

「Z fc」（2021年7月発売）は、高い性能と操作性に加え、ニコンの歴史的なカメラにインスパイアされたデザインを採用したカメラで、ボディーの人工皮革を張り替えて好みのカラーにカスタマイズできる「プレミアムエクステリア」を採用し、自分らしさを大切にするユーザー、特に若年層を中心に人気を博している。

今回のコラボレーションでは、ヘラルボニーが管理しているアートデータライセンス2,000点以上の作品の中から、厳選した4作品をミラーレスカメラ「Z fc」のプレミアムエクステリアに展開（※）する。

起用アートは、「楽しいひと時」（笠原 鉄平　Teppei Kasahara）、「ルドベキア」（福井 将宏　Masahiro Fukui）、「サンバ」（江口 桃子　Momoko Eguchi）、「ユリノヨアケリ」（本田 雅啓　Masaharu Honda）の4作品。なお、発売に伴い、今回のコラボレーションを紹介した「Nikon | HERALBONY Z fcスペシャルコンテンツ」も公開された。

■起用アート作家（敬称略）

Teppei Kasahara
笠原 鉄平（佐賀県・PICFA）

1977年生まれ。彼が真っ白いキャンバスに表現するのは、0.03から0.7mmまでのペンで描く唯一無二の個性豊かなキャラクター達。それぞれ表情や格好が違い、画面の中で踊っているように表現される。

Masahiro Fukui
福井 将宏（鳥取県・アートスペースからふる）

モチーフや図録を見て描くのが彼の制作スタイル。彼の目にうつった植物たちはみんなあたたかい。太筆で描かれた作品は、愛らしく、見る人を優しい世界へ連れて行く。一方、マジックペンで大胆に表現される「福井フォント」が使われた作品は凛然とした雰囲気を纏い、見るひとの目を惑わせる。

Momoko Eguchi
江口 桃子（東京都・のぞみの家）

心底から楽しい雰囲気を愛する彼女。幼い頃から音楽やダンスに魂を震わせ、スポンジを両手に取り叩くという独自の手法で、まるで楽器を奏でるかのように日々の心躍る瞬間を画用紙に映し出す。時には周りの人々の手で描く姿に触発されて道具を変えることも。静寂を避け、自らの歌声、仲間たちの合唱、そして彼らの手拍子と呼応するように作品を描き出すその姿からは、創作への純粋な喜びが溢れている。

Masaharu Honda
本田 雅啓（佐賀県・PICFA）

フランスでの作品展示や国内の美術館の出展など、実績がある。彼の描く作品は幾何学模様、風景画、様々なタッチで描かれる。作品のほとんどは筆一本で描く。同じ作品を約20～30点描くと、今度は全く違う描き方で、新たなキャンバスに表現していく。

※完成品での販売のみ。すでに所有している「Z fc」を本コラボレーションデザインに張り替えることはできない。

関連情報
https://shop.nikon-image.com/campaign/zfc_heralbony/index.html

構成／立原尚子