秋冬シーズンに向けた新コスメが数多く登場する今の時期。ロフトでは「ロフト コスメフェスティバル 2024AW」を開催し、ロフト先行販売品や注目の限定品をあわせて214ブランド、全927種類を展開している。注目のアイテムは、ロフトで今顕著に売上を伸ばしている「シートマスク」。なぜ今、シートマスクが人気なのか、そのほかの2024年秋冬トレンドとともにロフトのメンズコスメ・バイヤーの酒井亮さんに伺った。
男女ともに需要が拡大。美容成分発想のシートマスク
株式会社ロフト 商品本部 健康雑貨部 バイヤー 酒井亮さん。
酒井さんによるとシートマスクの2024年8月の売上はロフト全体で前年同月比約170%。トレンドの中心である大型店「渋谷ロフト」においては約200%、つまり昨年に比べて2倍も売れているという。
酒井さん「美容成分にこだわる方の増加とともに、男女問わずシートマスクの需要が拡大しています。男性では10~20代に特に人気で、オンラインショップやSNSで話題になったものをロフトで手に取ってくださっている印象です。例えば韓国コスメのシートマスクも人気ですが、ロフトでは店頭で実際に見ることができ、かつ少量を購入できるということで、お客様に支持いただいていると実感しています」
SHIMBI METHOD「ダーマンプルマスク」1枚入り 各330円(税込)
美容成分発想のトレンドに合わせた新しいブランドも登場。2024年9月1日(日)からロフトで先行発売となった日本発新スキンケアブランド「SHIMBI METHOD(シンビメソッド)」の「ダーマンプルマスク」は、「アゼライン酸(整肌成分)」配合のシートマスク、「ティーツリー(整肌成分)」配合のシートマスクといったように、6種類から選べるのが特徴だ。
「今はブランド買いではなく、成分でスキンケアを選ぶ時代。自分の肌悩みに合わせた成分のアイテムをブランド関係なく使うのがトレンドです」と、SHIMBI METHOD担当者は話す。
VT Cosmetics「モイスチャー 3レイヤーマスク」、「ハイドロ 3レイヤーマスク」、「コンディショニング 3レイヤーマスク」各385円(税込)
以前からシートマスクで支持を得ている韓国コスメ「VT Cosmetics」からもガラクトミセス培養液(保湿成分)配合の「コンディショニング 3レイヤーマスク」など成分・悩み別に選べる3ステップのマスクがロフト先行で発売された。
クリームを塗り、シートマスクを貼った後にラッピングシートで乾燥を防ぐというユニークなアイテムだ。このシートマスクは1枚入り。
VT Cosmeticsでは30枚入りのボックスタイプのシートマスクが有名だが、最近は「色々な美容成分のシートマスクを試したい」という消費者需要に合わせて、少量パックの新商品も数多く登場している。シートマスクは美容液に比べて単価が低いため、気軽に気になる美容成分を試せる、というのも人気の理由だろう。
RISM「BASE ポイント集中パック」16枚入り 各660円(税込)
全顔を覆うのではなく、小さな「スクエア型シートマスク」も今のトレンド。RISM「BASE ポイント集中パック」のように、頬や鼻など自分が気になる部分にだけ貼ることができる。
こちらも美容成分発想の商品で、グルタチオン(保湿成分)配合の「SHINE」とアゼライン酸(整肌成分)配合の「BLACK」の2種類。消費者は自分の悩みに合わせて選択でき、かつパーツに合わせたケアも可能だ。