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「どうせ私はダメだから…」自分に自信が持てない人に必要なサポートとは?

2024.10.02

悪気なく失礼なことを言ったり、話を聞いていなかったり、集団行動が苦手だったり、喜怒哀楽の変化が激しかったり…発達障害の人とのコミュニケーションはときに難しいことがあります。そんなとき、本人たちは何を感じ、どんな世界を見ているのでしょうか?

「どうせ私はダメだから…」と自分に自信が持てない

劣等感は長年の経験によるもの。共感して、しっかり耳を傾けて

ASDのBさん(30 歳・女性)は劣等感が強く、「どうせ私はダメだから…」といった、マイナスな発言が目立ちます。

発達障害の人は、“自分はダメな人間だ”といった考えを持ちやすくなってしまうことがあります。とりわけASD の人は、“記憶力がよい”という特性を持つことがあり、負のフラッシュバックが長年にわたって繰り返されがちです。

そんな劣等感に苦しんでいる人にとって、「そんなことないよ」という励ましは、あまり効果がありません。むしろ、「全然わかってくれない」ととらえられてしまうこともあります。

身近な人が劣等感で苦しんでいたら、その人の“困りごと”に耳を傾けましょう。否定せず、心から共感しながら聞いてあげることで、「あなたを理解したい」という気持ちを伝えます。

混乱した頭の中が整理できるので、困りごとを書き出してもらうのも効果的です。そのうえで、本人の「よい面」を教え、劣等感をプラスに変える手助けをしてあげましょう。

〈生きづらさを抱えるあなたへのヒント!〉
自己肯定感とは程遠い私。どうしたら心が楽になるのかな

発達障害の二次障害として、うつ病や不安障害を発症してしまうことがあります。特にうつ病は100人に約6人が生涯に罹患するとも言われるため、その背景に発達障害があるのかどうか、診断は簡単ではありません。もし、心の負担が大きいと感じるのであれば、迷わず心療内科や精神科を受診してください。

★ ★ ★

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岩瀬 利郎(いわせ・としお)
精神科医、博士(医学)。東京国際大学医療健康学部准教授。埼玉石心会病院精神科部長、武蔵の森病院院長、東京国際大学人間社会学部専任教授、同大学教育研究推進機構専任教授を経て現職。精神科専門医、睡眠専門医、臨床心理士・公認心理師。15万部を超えるベストセラーとなった『発達障害の人が見ている世界』(アスコム)他、『認知症になる48の悪い習慣 – ぼけずに楽しく長生きする方法』(ワニブックス)、『心理教科書 公認心理師 完全合格テキスト 第2版』(共著、翔泳社)など著作多数。「偉人たちの健康診断」(NHKBS)、「櫻井・有吉THE夜会」(TBS)、「ノンストップ!」(フジテレビ)など、メディア出演も数多い。

構成/DIME編集部

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