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50代以上の3人に1人が経験する親の介護、それが理由で休職や退職した人の割合は?

2024.09.16

2024年9月16日は「敬老の日」。多くの人にとって最も身近な高齢者は、両親ではないだろうか。親が存命の場合、自身が年を重ねると同時に親も高齢となって健康に支障が出てくる可能性が高まる。

そこで考えなければならないのが「介護」だ。親の介護は自身の生活に少なからず影響があり、特に働いている人にとっては仕事と介護の両立など、いくつも課題がある。

そこでMS-Japanが運営する管理部門・士業の総合転職サービス「MS Career(エムエスキャリア)」は、敬老の日に合わせ、「親の介護」に関する実態調査を発表した。

「親の介護」で不安なこと1位は「仕事の両立」、実際に介護して大変だったこと1位は「精神的な疲労」

親の介護経験についての調査では、21.6%が「ある」と回答した。年代別に見ると、50代以上で介護経験がある人の割合が増え、3人に1人が親の介護を経験していることが明らかに。

親の介護に対する不安についての調査では、93.5%が「不安がある」と回答。一方で、「ほとんどない」は5.5%、「全くない」は1.0%にとどまり、不安を感じていない人は少数派であることがわかった。

親の介護で不安な点として、「仕事との両立」「精神的な疲労」と回答した人が60.8%と、最も高い割合を占めている。また、「経済的な不安(58.3%)」、「体力的な疲労(52.8%)」といった不安も、大きな課題であることが明らかになった。

男女別では、男性は「仕事との両立(57.7%)」に対する不安が最も高い結果に。一方、女性は「精神的な疲労(74.0%)」に対する懸念が大きいことがわかった。

また、5位の結果について、男性では「症状へのケアが十分にできるか(26.9%)」がランクインしたが、女性では「介護の方法や制度についての情報収集(37.7%)」がランクインし、男女での意識の違いが明らかに。

実際に介護をして大変だった点については、「精神的な疲労(50.7%)」が第一位に。さらに「仕事との両立(38.4%)」、「体力的な疲労(34.9%)」が続いて票を集める結果になった。

一方で、前述の「親の介護で不安な点」では、「仕事との両立」と「精神的な疲労」がともに60.8%で同率1位となった。

しかし、実際に介護を行った経験者からの回答では、「精神的な疲労」が最も大きな負担であることが判明。これにより、介護に対する不安と実際の負担感は同じではないことが明らかに。

また、その他の意見としては、下記のような回答が寄せられた。

■介護をして大変だった点 その他の回答(一部抜粋)

・家族のケア(経理・30代)
・介護認定の遅さ(総務・50代以上)
・施設探し(法務・50代以上)

男女別の結果でも、「精神的な疲労」が最も多くの票を集め、男性は50.9%、女性は53.8%で共に1位となった。

一方で、男性は「先の見通しが立たない(26.3%)」が5位となったが、女性はこの項目はランク外。また、女性は「症状へのケア(30.8%)」が4位にランクインしたが、男性ではこの項目はランク外であった。

親の介護のために離職や働き方の変更をした経験について調査した結果、35.6%が「経験あり」と回答。

特に、「働き方を変えた(19.4%)」が最も高い割合を示しており、介護をしながら働き方を見直したり、調整した人が一定数いることがわかった。

また男女別で、「離職や働き方の変更をした経験」に差があることも明らかに。男性は30.9%にとどまる一方、女性は57.9%が離職や働き方の変更を経験していることがわかった。

調査概要
調査方法:WEBアンケート
調査対象:全国の男女
調査テーマ:「親の介護」に関する実態調査
有効回答数:409人
調査実施日:2024年8月16日~8月22日
調査主体:株式会社MS-Japan
※本調査のグラフ内の構成比は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない場合がある。
※出典「MS-Japan調べ

関連情報
https://www.jmsc.co.jp/

構成/Ara

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