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発達障害が原因で起こりがちな二次障害とは?

2024.10.06

悪気なく失礼なことを言ったり、話を聞いていなかったり、集団行動が苦手だったり、喜怒哀楽の変化が激しかったり…発達障害の人とのコミュニケーションはときに難しいことがあります。そんなとき、本人たちは何を感じ、どんな世界を見ているのでしょうか?

精神科医の岩瀬利郎氏による15万部突破のベストセラーとなっている『発達障害の人が見ている世界』は発達障害の人と周りの人が見ている世界の違いを分かりやすく紹介し、特性を持つ子どもの親から、ビジネスパーソンまで、幅広い読者に支持されています。今回はそのマンガ版である『マンガでよくわかる! 発達障害の人が見ている世界』から一部を抜粋・編集し、発達障害への理解を深めるヒントを紹介します。

発達障害で起こりがちな二次障害って?

ASDの人、ADHDの人に共通して注意が必要なのが、二次障害を引き起こす可能性についてです。

二次障害とは、発達障害の特性によって何度もトラブルを経験したり、緊張状態が続いたり、過去のつらい記憶が繰り返しフラッシュバックしたりする中で、二次的に精神疾患を併発してしまうことです。

具体的には、パニック障害、強迫性障害、社交不安障害といった不安障害、うつ病、双極性障害、睡眠障害、パーソナリティ障害、愛着障害、依存症や摂食障害などを併発しやすいことがわかっています。このうち、特に睡眠障害は、発達障害を抱える人の中でも、かなりの割合で起こることが知られています。

また、子どもの場合は特に、親をはじめとする養育者との愛情的な関わりが形成されず、情緒や対人関係に問題が生じる愛着障害が見られることもあります。

こうした二次障害が起きると、生活の困難さはさらに大きくなってしまいます。

二次障害について周囲の人がよく理解し、発達障害によって起こりうるトラブルを未然にうまく対処すること。

あるいは、たとえトラブルが起こってしまったとしても、上手に処理して乗り越えられるように周囲の人が支援することが、二次障害の発症を防ぐ最善策となるのです。

★ ★ ★

「マンガでよくわかる!発達障害の人が見ている世界」
著者岩瀬利郎(監修) ゆむい(マンガ)
発行所 株式会社アスコム
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岩瀬 利郎(いわせ・としお)
精神科医、博士(医学)。東京国際大学医療健康学部准教授。埼玉石心会病院精神科部長、武蔵の森病院院長、東京国際大学人間社会学部専任教授、同大学教育研究推進機構専任教授を経て現職。精神科専門医、睡眠専門医、臨床心理士・公認心理師。15万部を超えるベストセラーとなった『発達障害の人が見ている世界』(アスコム)他、『認知症になる48の悪い習慣 – ぼけずに楽しく長生きする方法』(ワニブックス)、『心理教科書 公認心理師 完全合格テキスト 第2版』(共著、翔泳社)など著作多数。「偉人たちの健康診断」(NHKBS)、「櫻井・有吉THE夜会」(TBS)、「ノンストップ!」(フジテレビ)など、メディア出演も数多い。

構成/DIME編集部

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