39%の消費者が「最も重要な節約方法はプライベートブランドの購入」と回答
NIQ/GfK Japanから、アメリカでの2023年第三四半期におけるペット用品市場のトレンドレポートが発表された。本稿では同社リリースを元に、その概要をお伝えする。
今日のペット市場において、プライベートブランド商品が重要なトレンドとなっている。消費者は出費を抑える方法を求める中でこのトレンドを積極的に取り入れている。
アメリカではインフレ圧力が高まり続ける中、消費者は節約方法を模索している。その結果、39%の消費者がプライベートブランドの購入を最も重要な節約方法として挙げている。
NIQ USのデータによると、ナショナルブランドのペット用品の売上は前年と比較して11.1%の増加に留まった一方で、プライベートブランドの売上は21.5%の増加を記録した。
出典: NielsenIQ RMS Discover (US NIQ Total Store Inc Fresh – 444 Weekly Synd), Total xAOC + Pet Specialty, 52 W/E11/18/2023 & NielsenIQ 2023 Pet Overview Study
消費者の大半は通常、ナショナルブランドとプライベートブランドの両方を比較検討し購入するが、最近ではプライベートブランドに対する関心が高まっている。
特に、これまでナショナルブランドのみを購入していた消費者もプライベートブランドを試し始めており、世帯収入別で見ると、最も裕福な家庭が最も裕福でない家庭よりも35%多くプライベートブランドの商品を購入していることが明らかになっている。
関連情報
https://www.gfk.com/ja/home
構成/清水眞希