マーケティングリサーチのアスマークは、全国の30~59歳女性を対象に「機能性表示に関するアンケート調査(2024年版)」を実施。結果をグラフにまとめて発表した。
「機能性表示食品」については、これを製造・販売する事業者に対して「健康被害情報の収集体制」や「医師の診断による健康被害情報の保健所等への提供」などが義務付けられた。そんな中、同社では2016年に実施した「機能性表示に関するアンケート調査」を2024年版として再実施。約8年前の調査と比較しながら、その結果を公開した。
本稿では同社リリースを元に、その概要をお伝えする。
一か月に使う食費について
Q1.あなたは、一か月にどのくらい食費に使っていますか。(1つ選択)
<1か月に使う食費>
<1か月に使う食費:世帯構成別>
『3人暮らし以上』で減少している区分が多い。特に、「1万円未満」から「4万円~5万円未満 」までの区分で全て減少しており、「1万円~4万円未満 」の各区分はそれぞれ約5pt減少している。
また、『1人暮らし』において、それぞれの区分で上下しているが、「2万円~3万円未満 」が約10pt減少、隣の「1万円~2万円未満 」が約10pt増加していることから、食費を抑える傾向にあると考えられる。
■朝食、昼食、夕食、それぞれ普段食事をとる場所
Q2.あなたは、普段どこで食事をとっていますか。最も多いものをひとつお答えください。(それぞれ1つずつ選択)
<朝食、昼食、夕食、それぞれ普段食事をとる場所>
家(職場・学校)」の割合が、『朝食』で約5pt減少、『昼食』で約6pt減少した。一方で、依然として「家(職場・学校)」はそれぞれの場面で約86%以上を占めている。
■機能性表示の認知
Q3.あなたは、「機能性表示」という言葉を知っていますか。あてはまるものをお答えください。(1つ選択)
<機能性表示の認知>
『知っている(計)』が約22pt増加し、「機能性表示」の認知が広がっている傾向にある。
<機能性表示の認知:世帯年収別>
世帯年収別では『知っている(計)』が「200万円未満 」、「400万円~500万円未満 」、「500万円~800万円未満 」で30pt以上増加。この区分での認知が特に伸びている傾向にあった。