ネコ科動物の“ここ”、かわいいですよね!
突然だが、ネコ科動物はお好きだろうか。
ライオン、チーター、クロアシネコ。ネコ科動物にも色々いるが、彼らのチャームポイントの一つに口元が挙げられる。
ウィスカーパッドとも呼ばれる部位だが、ネコ科動物たちの口元はふっくらしていて何とも可愛いのである。
代表的なペットである猫もその名の通りネコ科動物。そんな猫の口元も、やはり可愛い。
ましてや大型のネコ科動物の口元なんて、大きくて見映えもあって、なお可愛い!
そんな彼らの口元を再現した、素晴らしいクッキーがあることを読者のみなさまはご存じだろうか。
実は岩手県盛岡市にある盛岡市動物公園ZOOMOでは、大型のネコ科動物ピューマが飼育されている。
そのピューマの口元を再現したクッキー、その名も「ピューマのここクッキー」が、2024年4月27日から発売されているのだ。
「ここ」とは口元を指している。
発売直後にX(旧Twitter)でもバズっていたので、「知ってる!」という方も多いかもしれない。
今日はそんな「ピューマのここクッキー」が開発された経緯について、同動物公園の事業部企画広報・森敦子さんにお話を伺うことができた。
ピューマが好きな方、クッキーに目がない方、必見である。
「ピューマのここクッキー」はなぜ生まれた?
早速本題に入りたい。
盛岡市動物公園ZOOMOでは、今年に入ってピューマの口元をイメージした「ピューマのここクッキー」が園内売店において1枚814円で発売中。そのクッキーが誕生した経緯について伺った。
森さん ピューマのここクッキーは 構想に約2年、昨秋秋より試作を重ね、準備を進めてきました。
盛岡市動物公園ZOOMOは2023年4月にリニューアルオープンし、直営売店「asHiato by ZOOMO」も同時にリニューアルするため、コンセプト・店構え・取扱商品などを1からスタッフが考えてきました。
「つながる」がコンセプトになっており、弊社の動物達との出会いにつながってもらい、そのグッズを購入することでいつでも思い出してもらう、売り上げの一部が寄付として募金され、動物の保全や飼育環境の改善につながる、などを意識してお店を作りました。
その中で、主力商品であるお土産のお菓子も、地元のお菓子製造会社様の協力を得て、オリジナル商品を開発してきました。
リニューアルオープン前から「こんなお菓子があったらいいよね」と様々アイデアがあり、「ピューマのここクッキー」もその中で出てきたものでした。
製造にあたり、一つ一つ手作りとなっています。
見た目だけではなくおいしさに大切にしているため、すぐに量産できるものではなく、リニューアル開園に合わせるのではなくあえてずらしました。