ここ最近「令和の米騒動」と呼ばれる米の品薄状態が全国的に続いている。今まで当たり前にスーパーなどで買えた米が容易に入手できなくなり、不便に感じている人は多いだろうが、では、日本人はどれくらいの頻度でお米を日々食しているのだろうか?
スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」はこのほど、日本全国の10~60代の男女を対象に「お米を食べる頻度や、自宅でお米を食べるときの方法」についてアンケート調査を実施し、5255の有効回答を得た。
お米を「ほぼ毎日」食べる人は、10代で最も高く84%という結果に
自炊、外食、買った場合などすべて含めて、普段お米を食べる頻度について聞いた。
全体では「ほぼ毎日」が74%で圧倒的に高い結果となった。すべての年代でも「ほぼ毎日」が7割以上となり、特に10代では84%と最も高い結果だった。
次いで「週に4~5日」が1割超。20~40代では「週に4~5日」が1割台後半とやや高めだった。
「週に2~3日」「週に1日以下」を合わせた【週に3日以下】は20代以降で1割前後となっており、20代・60代の女性では1割台後半とやや高めとなった。
グラフにはないがエリア別にみると、関東では「ほぼ毎日」が他のエリアよりもやや低い6割台後半だった。
自宅でお米を食べるときの方法は「炊飯器で炊く」が9割弱
お米を食べる人に、自宅でお米を食べるときの方法について聞いた。
全体では、「炊飯器で炊く」が9割弱で最も高い割合になっていた。多くの人は、自宅で炊飯器を利用してお米を食べていることがわかった。
全体の2位以降は「お弁当やおにぎりを買う・テイクアウトする」「レトルトパックのご飯を買う」が1割台で続く。男女別にみると、「炊飯器で炊く」は男女ともに割合が高いが、やや女性のほうが高くなっている。「お弁当やおにぎりを買う・テイクアウトする」「レトルトパックのご飯を買う」は、やや男性のほうが高い割合だ。
年代別にみると、「炊飯器で炊く」は10代・40代で9割超と高くなっており、特に40代女性では96%の高い割合となった。
「お弁当やおにぎりを買う・テイクアウトする」は、20~30代女性、30代男性、60代男性で1割台後半とやや高くなっていた。60代男性では、割合は低いものの「レトルトパックのご飯を買う」も、ほかの年代と比べると高めの結果だった。
<調査概要>
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~69歳の男女
実施時期:2024年8月2日~2024年8月6日
有効回収数:5255サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合がある
出典:リサーチノート
構成/こじへい