DJI JAPANは、DJI史上最も軽量かつコンパクトなドローン「DJI Neo」の販売を開始した。希望小売価格は「DJI Neo」単体が33,000円、RC-N3送信機や3個のインテリジェントバッテリーなどが付属する「DJI Neo Fly Moreコンボ」が57,200円。
好みの撮影モードを選択するだけで、DJI Neoが飛行・撮影操作を自動で実行!
「DJI Neo」は、重量約135g、本体サイズ130×157×48.5mmを実現した手のひらサイズのVlog向けドローン。日々の生活を大切な思い出として安全かつ簡単に撮影して、保存できるように、最新技術で小型化を追求した製品で、送信機を使用しなくても操作が可能なほか、AIを使った被写体トラッキング機能なども搭載する。
■ボタンを押すだけで飛行を開始
ドローンのモードボタンを押し、好みの撮影モードを選択するだけで、送信機を使うことなくDJI Neoが飛行・撮影操作を自動で実行。12MPの静止画像を1/2インチのイメージセンサーで撮影後、またはDJIの強力な安定化アルゴリズムを使った安定した4K UHD映像を4K/30fpsでカメラから直接生成した後、ドローンはユーザーの手のひらへと戻る。
■AIを使った被写体トラッキング機能を搭載
DJI Neoの新しいAIアルゴリズムは、フレーム内の被写体をトラッキングするために開発されており、サイクリング、スケートボード、ハイキングなど、あらゆるアクティビティで魅力的なフォローショットを簡単に撮影できる。また、フォロー、ドローニー、サークル、ロケット、スポットライト、ヘリックスの6つのインテリジェント撮影モードに対応しており、様々なアングルで撮影できるクイックショットを活用することで、ストーリ性あふれる映像を撮ることが可能だ。
■複数のコントロール方法に対応
DJI Neoは、送信機がなくても操作できるが、DJI Flyアプリ、送信機、RC Motion、DJI Gogglesとペアリングして操作したり、音声を使って操作したりすることも可能。Wi-Fi経由でスマートフォンと接続すると、DJI Flyアプリの画面で仮想ジョイスティックを使用し、最大50メートルの制御範囲でNeoを操作でき、アプリでは、トラッキング角度と距離の設定もできるため、遠方からの撮影やクローズアップ撮影が可能だ。
また、DJI RC-N3送信機と組み合わせて使用すると、DJI Neoは、最大10kmの映像伝送距離を実現(日本国内では6km)。さらに、従来のRC操作スティックを使用してカメラを柔軟に操作し、プロレベルのショットを撮影することもできる。
このほか、DJI Neoを、DJI Goggles 3、RC Motion 3またはFPV送信機3と組み合わせて使用することも可能。RC Motion 3と組み合わせることで、DJI Neoは、ボタンを1回押すだけで実行できるアクロバティックな飛行や屋内でのシームレスな飛行を実行でき、狭いスペースでも簡単に制御することができる。
■標準機能の映像ブレ補正
DJI Neoには、1軸メカニカルジンバルが装備されており、高速飛行や様々な飛行方法、スケール4の風圧条件での飛行が可能。RockSteady/HorizonBalancingブレ補正機能と組み合わせると、全体的な画像の揺れが大幅に減少し、水平チルトが±45°以内に補正され、明暗部で鮮明さを維持したスムーズで安定した映像を撮影できる。
また、DJI Neoは、赤外線センサーと単眼ビジョンポジショニング システムにより、最大スケール4の風圧条件下でも安定したホバリングが可能。さらに、自動RTH(Return to Home)にも対応しており、便利かつ安心の操作を実現する。
■日常的なコンテンツの撮影が簡単に
22GBの内部ストレージにより、最大40分間の4K/30fps動画または55分間の1080p/60fps動画を保存することができるうえ、保存した後は、Wi-Fiでスマートフォンに接続すると、すぐに映像がDJI Flyアプリに転送されるので、後編集や共有をスムーズに行なえる。
また、DJI Neoをスマートフォンに接続することで、音声を簡単に録音することが可能で、DJI Flyアプリの音声録音ボタンをタップするだけで、スマートフォンの内蔵マイクで録音を開始できるほか、Bluetooth接続を介してDJI Mic 2を使用することもできる。なお、DJI Flyアプリでは、自動的にプロペラノイズを除去し、音声トラックを映像に合成するため、ローアングルのVlog撮影時もクリアな音声を実現する。
さらに、DJI Flyアプリでは、豊富な種類のテンプレートやサウンドおよび画像エフェクトを使うことができ、素早く簡単に編集を行なうことが可能。編集用に映像データをダウンロードする必要がないため、スマートフォンのストレージ容量を節約しながら、効率的に動画を作成し、共有できる。
このほか、Type-Cデータケーブルを使用して機体を電源に直接接続できるため、簡単に充電できるのも嬉しいポイントだ。
製品情報
https://www.dji.com/jp/neo
構成/立原尚子