ヒーリング音楽とキャンドルと星空…映画館でヨガニードラを体験
この日のイベント後半では、来場した女性100人を“眠りへと誘う体験”が行われた。ヒーリングミュージックが流れる映画館のスクリーンに星空の映像が映し出され、スクリーン前のステージにはキャンドルが並べられる。ゆらゆらと灯る小さな炎と星空の映像明かりだけの中、LAVAのヨガインストラクターによって「ヨガニードラ体験」が行われた。
「ニードラ」とはサンスクリット語で「眠り」という意味。「ヨガニードラ」は「眠りのヨガ」と呼ばれ、瞑想技法を織り交ぜたヨガ体験で、この日は椅子(いす)に座ったままできる動きを使って「ヨガニードラ」を実施した。座席では靴をぬぎ、膝に置いた荷物も座席下に移動。服のボタンを外したり、髪の毛をほどいたりして、身体が少しでも緩む状態でスタートした。
インストラクター曰く、「静かに自分の心を感じて身体を緩め、“寝ているか寝ていないか、ギリギリのところでまどろむ”のが理想」だという。鼻呼吸や腹式呼吸をしながら首や額、鎖骨、指1本1本に入った力を緩めていく。約45分の間で、お腹や肋骨に空気が入る様子を感じとる。筆者も実際に体験したが、ヨガニードラを通して身体の内側に意識を向けることができた気がする。また、睡眠やリラックス時間を持つことの重要性も感じることができた。
生きていく上でどうしても溜まってしまう疲労やストレス。睡眠でしっかり身体を回復させ、時にはヨガニードラなどの瞑想や、ヒーリング音楽に身をゆだねて自分自身に意識を向けてみる。こうした日頃からの身体と心のケアが、より健康で幸せに生きていくためには必要なのかもしれない。
取材・文/コティマム