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大画面化、超広角カメラの高画質化、「iPhone 16 Pro」と「iPhone 16 Pro Max」の進化をおさらい

2024.09.13

A18 Proチップを搭載し、Apple Intelligenceのために設計されたiPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxは、一段と大きいディスプレイサイズ、カメラコントロール、革新的なカメラとオーディオ機能、飛躍的に向上したバッテリー駆動時間を実現している。

Appleから新たに「iPhone 16 Pro」と「iPhone 16 Pro Max」が発表された。2024年9月13日より予約を受け付け、9月20日より発売が開始される。本体仕上げはブラックチタニウム、ナチュラルチタニウム、ホワイトチタニウム、デザートチタニウムの4種類。

iPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxは、ブラックチタニウム、ナチュラルチタニウム、ホワイトチタニウム、デザートチタニウムの4つの美しい仕上げで登場する。

価格はiPhone 16 Proの128GBタイプが15万9800円から、iPhone 16 Pro Maxの256GBタイプは18万9800円から。

Apple Intelligenceのために設計

iPhone 16のラインアップされるApple Intelligenceは、AppleシリコンのパワーとAppleが構築した生成モデルを活用。言語や画像を理解して生成したり、複数のアプリにわたってアクションを実行したり、パーソナルコンテクストにもとづいて、日々のタスクをシンプルにしてよりすばやくこなせるようになる。

Apple Intelligenceは、Private Cloud Computeにより、ユーザーのデータのプライバシーとセキュリティを維持する。この画期的なアプローチにより、デバイス上の処理から、専用のAppleシリコン搭載のサーバ上で実行する、より大規模なサーバベースのモデルまで、演算能力を柔軟に拡張できるようになり、人工知能におけるプライバシーが大きく前進。

絵文字はまったく新しいレベルに引き上げられ、説明を入力するか、友人や家族の写真を選ぶだけでオリジナルのジェン文字を作成することが可能になる。

システム全体で使える作文ツールは、Apple Intelligenceの初期機能として提供され、ユーザーはほとんどすべての文章を書く場面で、書き直し、校正、要約ができる。

Siriはユーザーのパーソナルコンテクストを参照して、ユーザーに合わせたインテリジェンスを提供できるようになり、Siriや作文ツールなどのiOS 18の機能を使用する際に、ユーザーはOpenAIのChatGPTに簡単にアクセスできる。

Apple Intelligenceは無料のソフトウェアアップデートとして提供され、初期機能は来月から米国英語で世界中の多くの地域において提供開始される。日本語への対応は2025年を予定しているという。

■より大きいディスプレイを備えた驚くほど軽くて耐久性の高いデザイン

新しいProのラインアップは、外枠がApple製品の中で最も細く、ディスプレイサイズがより大きくなっている。

iPhone 16 Proは6.3インチ、iPhone 16 Pro Maxは6.9インチでiPhoneのディスプレイとしてはこれまでで最大だ。常時表示とProMotionテクノロジーを備えた美しいSuper Retina XDRディスプレイにより、ユーザーはさらに多くのことが可能になる。

どちらのモデルも業界をリードする耐久性、強くて軽量なチタニウムのデザインを備え、先進的な製法によりほかのどのスマートフォンのガラスよりも2倍頑丈な最新世代のCeramic Shieldを採用。新しい機械的構造により放熱性と効率が向上し、最大20パーセント長くパフォーマンスが持続する。

新しい内部デザインとiOS 18の先進的な電力管理機能により、より大きいバッテリーは最適化され、バッテリー駆動時間が大幅に向上している。

カメラコントロールの導入

カメラコントロールは、ハードウェアとソフトウェアの統合を考え抜いた結果により生まれたもので、カメラの起動、写真撮影、ビデオ撮影の開始をすばやく実行する革新的な新しい方法により、プロ向けのカメラシステムをさらに汎用性の高いものにしている。

クリック体験を実現する感圧スイッチ、軽く押すジェスチャに対応する高精度な感圧センサーと、タッチによる操作を可能にする静電容量式センサーによって、クリック体験を実現する感圧スイッチを搭載している。

カメラコントロールはユーザーが被写界深度や露出の調節などをコントロール調整しながら、撮影体験に没頭し続けられるようになる。

新しいカメラプレビューは、ユーザーが写真の構図を決めたり、ズーム、露出、被写界深度などのほかのコントロールオプションを調整するのに役立ち、カメラコントロール上で指をスライドさせることで、写真やビデオを作成できる。

今秋、カメラコントロールのアップデートで2段階シャッターが登場する予定だ。軽く押すとピントと露出を被写体に自動的に固定するので、ユーザーはピントをずらさずに構図を再度とることができる。

さらに、デベロッパがKinoのような他社製アプリにカメラコントロールを導入できるようになるため、ユーザーはホワイトバランスを調整したり、シーンの様々な深度レベルなどに焦点位置を設定することができる。

■写真、ビデオ、オーディオにわたる新たなプロの創造力を発揮

iPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxでは、世界中で愛されているカメラが一段とパワフルになる。

A18 Proを搭載し、アップグレードされたカメラシステムは、より高速で効率的なクアッドピクセルセンサーとApple Camera Interfaceを備えた新しい48MP Fusionカメラを搭載している。

これにより、iPhoneでこれまでに利用可能な最高の解像度とフレームレートの組み合わせであり、スマートフォン初となる、4K 120fpsのドルビービジョンのビデオ撮影が可能になった。

48MP Fusionカメラ、48MP超広角カメラ、5倍望遠カメラが、iPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxのどちらのモデルでも利用できる。

クアッドピクセルセンサーはデータを2倍速く読み込むことができ、48MPのProRAWやHEIFの写真でゼロシャッターラグを実現。新しい48MP超広角カメラもオートフォーカス機能を備えたクアッドピクセルセンサーを搭載しているため、ユニークな構図でより広い視野角で撮影している時や、マクロ写真撮影で被写体に近づいている時でも、48MPのProRAWやHEIFの超高解像度写真を撮影できる。

パワフルな5倍望遠カメラはiPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxの両方に搭載されるので、どちらのモデルを選択しても、ユーザーは遠く離れた場所から動きをとらえることができる。

さらに、iPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxでは空間ビデオだけでなく空間写真も撮影できるようになり、ユーザーはApple Vision Proで、驚くような深度で思い出を追体験できるはずだ。

iPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxでは、4K 120fpsのドルビービジョンのビデオ撮影が可能になり、新しい写真アプリを使って撮影後に再生速度を調整できる。

また、どちらのProモデルも4つの新しいスタジオ品質のマイクを備えており、リアルな録音サウンドを記録できる。

空間オーディオでビデオを撮影できるようになり、AirPods、Apple Vision Pro、またはサラウンドサウンドシステムで臨場感あふれるリスニングも可能になった。

iPhone 16 Proのラインアップにも、オーディオミックスでビデオサウンドを編集するためのクリエイティブな新しい方法が導入され、ユーザーは撮影後、写っている人の声が中心になるようにサウンドを調整して、プロのスタジオ内でビデオを撮影したように聞こえるようにしたり、ボーカルトラックを前面に配置して周囲のノイズをサラウンドサウンドに配置することが可能になった。

風切り音を低減する機能により、パワフルな機械学習(ML)アルゴリズムが不要なノイズを低減してオーディオ品質を高めてくれる。

業界をリードするパフォーマンスと電力効率

新しいA18 Proチップは、Apple Intelligenceを動かす、業界をリードする演算能力を念頭に設計されており、プロのパフォーマンスの新時代の幕開けとなった。

第2世代の3ナノメートルテクノロジーで作られ、より小型でより高速なトランジスタを搭載した新しいアーキテクチャを採用したA18 Proは、並外れた効率を実現。新しい16コアNeural Engineは、前世代より高速かつ効率的で、Apple Intelligenceのために驚くようなデバイス上のパフォーマンスをもたらす。

システムメモリ帯域幅が合計17パーセント増加し、iPhone史上最大となるため、作文ツールやImage Playgroundを使う際にさらに高速な体験ができるほか、驚異的なグラフィックスの提供に役立つ。

A18 Proに搭載されたより高速な新しい6コアGPUは、次のレベルのゲームのための美しいビジュアルを実現し、「Death Stranding」のようなゲームにメリットをもたらす。

また、帯域幅の増加は6コアGPUにも恩恵をもたらす。前世代のモデルより最大20パーセント高速で、Apple Intelligenceやゲームの美しいビジュアルのためにグラフィックスレンダリングを実行。ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングは最大2倍高速になり、よりリアルな光源と反射を可能にする。

iOS 18のゲームモードは、さらに安定したフレームレートを実現し、AirPodsやゲームコントローラなどのワイヤレスアクセサリの反応を驚くほど向上させている。

新しい6コアCPUはスマートフォンの中で最速で、2つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載し、前世代のモデルと比べて、同じ負荷の作業を20パーセント少ない電力で、15パーセント高速に処理できるという。

次世代MLアクセラレータはApple Intelligenceのために最適化され、Neural Engineに負荷をかけずに、CPUで高効率、高スループット、低レイテンシの処理に対応して電力を節約する。

関連情報
https://www.apple.com/jp/newsroom/2024/09/apple-debuts-iphone-16-pro-and-iphone-16-pro-max/

構成/清水眞希

 

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