(2)スペイン
円熟の久保建英と30歳手前で初参戦した浅野拓磨に注目のスペイン
今季のソシエダではチームの不振に苦しんでいる久保建英(筆者撮影)
日本代表の久保に加え、浅野拓磨(マジョルカ)の参戦で注目度がアップしているリーガ・エスパニョーラ(1部)。「日本人選手がスペインで成功するのは難しい」と言われてきたが、久保はすでに一定の地位を築いているし、浅野も開幕から右ウイングの定位置を確保。これまでドイツ、セルビアで数々の修羅場をくぐってきた経験値を遺憾なく発揮している格好だ。
日本人選手が少ない分、イングランドやドイツに比べると見る機会が減るかもしれないが、リーガ自体はハイレベルで注目度の高いリーグ。パリ五輪で日本を破ったスペイン代表のフェルミン・ロペス(バルセロナ)など新世代のタレントをチェックしつつ、楽しむのもありだろう。
バカンス地・マジョルカでスペイン参戦を果たした浅野拓磨(中央)=筆者撮影
<1部>
久保建英(レアル・ソシエダ)
浅野拓磨(マジョルカ)
<2部>
橋本拳人(エイバル)
(3)ドイツ
日本代表組の堂安律や板倉滉、新規参戦の町野修斗、佐野海舟らを要チェック
遠藤や鎌田、前日本代表キャプテンの吉田麻也(LAギャラクシー)らがズラリと並んでいた2年前に比べると、やや地味になった印象もあるドイツ・ブンデスリーガ。それでも、日本代表エースナンバー10をつける堂安律(フライブルク)を筆頭に、バイエルン・ミュンヘンにステップアップした伊藤洋輝、ブンデス1部3年目を迎える板倉滉(ボルシアMG)、今季から5大リーグに挑戦している町野修斗(キール)や佐野海舟(マインツ)など興味深い選手が揃っている。
特に町野は昨季ドイツ・ブンデス2部から1部昇格に成功。1年でトップリーグへの挑戦権をつかみ、8月24日の今季開幕・ホッフェンハイム戦でゴールも挙げている。本人も日本代表復帰を狙っているはず。ここからの爆発を楽しみに待ちたい。
<1部>
堂安律(フライブルク)
伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)
板倉滉、福田師王(ボルシアMG)
町野修斗(ホルシュタイン・キール)
佐野海舟(マインツ)
奥川雅也(アウクスブルク)
三好康児(ボーフム)
チェイス・アンリ(シュツットガルト)
<2部>
室屋成(ハノーファー)
奥抜侃志(ニュルンベルク)
伊藤達哉(マグデブルク)
アペルカンプ真大(デュセルドルフ)
横田大祐(カイザースラウテルン)