9月10日、iPhone 16シリーズが発表された。
新モデルの発表に全世代が夢中……と思いきや10代、20代の女性を中心にiPhone 16より夢中になっているモデルがある。
それがiPhone 6、iPhone 6sだ。
iPhone 6は2014年9月19日に、iPhone 6sは2015年9月25日にそれぞれ発売された。当然、今となっては中古市場でしか入手することはできない。
なぜ今、もはや‶レトロ品〟と言っても過言ではないiPhone 6、iPhone 6sが若い世代に人気なのだろうか。
※画像はiPhone 6s
iPhone5&6が販売数昨対比約5倍と爆売れ
中古スマートフォンの販売・買取を行なうゲオモバイルを運営するゲオホールディングスの調査によれば、今年5月以降、iPhone5~6の売れ行きが好調だという。
ゲオモバイル渋谷センター街店で2024年7月の1か月間でiPhone5~6の販売台数が175台(1日平均6.25台)を突破。同店におけるiPhone5~6の2023年の7月の販売台数は36台であったことと比較すると、実に4.86倍の販売台数の増加になっている。
この勢いは2024年8月も継続中で、まだまだ一時的なiPhone5~6の品薄状態は続く見込みで、中でも、iPhone6、iPhone 6sの人気が高いとのことである。
価格は5000円弱
ブームのきっかけは韓国のアイドルやインフルエンサー
iPhone 6と言えば、24時間で400万台もの売り上げを記録した名機。
いまの20代前半の世代だとはじめて買ってもらったスマートフォンがiPhone 6だったという人も多いのではないだろうか。
しかし、売れている理由は懐古ではない。
レトロiPhoneのブームのきっかけは韓国のアイドルやインフルエンサーだ。
彼女たちがあえて旧世代のiPhoneで撮った写真や動画がエモいとSNSに投稿したことがきっかけで韓国の若者を中心にレトロiPhoneの人気が高まっているのだ。
TWICEサナやチェウォンもiPhone5を愛用した写真を投稿している。
中古市場では韓国より日本の方が安くiPhoneが購入可能だ。ゲオホールディングスによると、実際にiPhone5~6の売上が伸長しているのは観光客に人気な渋谷や秋葉原の店舗で、主な購入者は韓国から旅行に来た10~20代の女性だという。
今はまだまだ韓国の若者を中心に巻き起こっているブームだが、それも時間の問題だろう。日本のZ世代の間でもレトロテックブームは起こるに違いない(もう起こりつつある?)。
そうなれば、もしかしたらいま一番売れているiPhoneはiPhone 16ではなくiPhone 6という事態になるかもしれない。
ゲオモバイルの「格安スマホ相談員」直伝!oldiPhoneの選び方のポイント
利用者が増加しているOldiPhoneですが、「せっかくなら状態の良いものを使いたいけれど、どのように選べばよいのかわからない」という人も多いのではないだろうか。そこで、安心してoldiPhoneを利用するために、中古スマホのプロである、ゲオモバイルの格安スマホ相談員直伝のoldiPhone(中古スマホ)を選ぶ際のポイントを3つ紹介。
OldiPhone(中古スマホ)の選び方・3つのポイント
1.バッテリーの状態(iPhoneのみ確認可能)
→バッテリーは80%以上のものがおすすめ!
2.ボタン類や防水パッキンなどの動作チェック
→すべての動作・機能が正常に働くかは重要!
3.SIMフリースマホor SIMロックが解除されている端末
→SIMロックがかかっている場合、解除の手続きが必要なので注意!
取材・文/DIME編集部