子どもに見せたくない広告を表示させないために行なっている対策
Q3で「ある」と回答した人に、「Q5.子どもに見せたくない広告を表示させないために、行なっている対策があれば教えてください(複数回答)」(n=94)と質問したところ、「フィルタリングの設定」が55.3%、「スマホの利用制限の設定」が47.9%、「メディアリテラシー教育の徹底」が28.7%となった。
■約2割の保護者が「効果的に広告を避けることができていない」
Q5で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した人に、「Q6.Q5で選択したような対策を講じることで、子どもに見せたくない広告表示を避けることができていますか」(n=80)と質問したところ、「はい」が67.6%、「いいえ」が16.2%と、避けられていない実態が明らかになった。
■半数が自分または子どものスマートフォンに「フィッシングメールが送られてきたことがある」
「Q7.あなたもしくは子どものスマートフォンに、第三者から不正サイトへ誘導する「フィッシングメール」が送られてきたことがありますか」(n=104)と質問したところ、「ある」が50.0%、「ない」が37.5%という回答が得られた。
■子どもがフィッシング詐欺に合わないために行っている対策は?
「Q8.子どもがフィッシング詐欺に合わないために、行っている対策があれば教えてください(複数回答)」(n=104)と質問したところ、「スマートフォンの取り扱いルールを話し合う」が50.0%、「セキュリティアプリを入れる」が38.5%、「SMSの利用を制限する」が32.7%となった。
■87.5%の親から「安心して子どもにスマホを預けられるアプリを利用してみたい」
「Q9.あなたは、広告の制限やフィッシング詐欺の防止などが可能で、安心して子どもにスマホを預けられるアプリがあれば、利用してみたいと思いますか」(n=104)と質問したところ、「非常にそう思う」が44.2%、「ややそう思う」が43.3%という回答結果が得られた。
調査結果まとめ
今回は、小学校高学年(4〜6年生)の子どもにスマホを持たせている親104名を対象に、子どものスマホ利用に関する意識調査を実施した。
まず、全体の82.7%の親が「親の目の届かないところで子どもがスマホを使用することに不安を感じている」と回答。また、子どもがスマホを使用する際に心配に感じることとしては「スマホへの依存」(59.6%)や、「個人情報の流出やプライバシーの侵害」(58.7%)が上位となり、その他にも「年齢的に相応しくないものを眼にする」ことを心配する声も寄せられた。
次に、90.4%の親が「スマホを利用する子どもに見せたくない広告がある」と回答。その中でも「成人向けの内容が記載されたマンガなどの広告」(58.5%)や「子どもが真似をすると危険な広告」(54.3%)が上位を占めた。
これに対して親たちは、「フィルタリングの設定」(55.3%)や「スマホの利用制限の設定」(47.9%)といった対策を行なってはいるが、約2割がそれでも効果的に広告を避けることができていないと感じていた。
今回の調査では、小学校高学年の子どもにスマホを持たせる親の不安や懸念が明らかになった。スマホは現代社会において、もはや必需品となっているが、その普及に伴い、子どもの安全に対する新たな脅威も生じている。
親の不安を軽減し、子どもの安全を確保するためには、不要な広告のブロックやフィッシング詐欺の防止など、具体的な対策が重要と言えるだろう。
調査概要
調査名称/子どものスマホ利用に関する意識調査
調査方法/IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
調査期間/2024年7月18日〜同年7月19日
有効回答/小学校高学年(4〜6年生)の子どもにスマホを持たせている親104名
出典/キングソフト調べ
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構成/清水眞希