いじめの深刻化に金融教育の遅れ、ゆとり教育など…日本の教育界における様々な問題点。その中で、特に多くの人が問題だと捉えている事柄はいったい何か?
ドリームプランニングはこのほど、250名を対象に「戦後日本の教育における問題点」を問うアンケート調査を実施し、その結果を発表した。
3人に1人が「教員の過労」を懸念
戦後日本の教育問題について聞いてみたところ、1位は「教員の過労」(33.6%)となり、3人に1人が懸念していることがわかった。「教員の過労」と回答した人からは「教職のブラック化による教員不足は深刻だと思います(30代・女性)」「教職のブラック化による教員不足は深刻だと思います(30代・女性)」「教師の待遇が良くなく、良い人材が集まらないと思います(50代・男性)」などの声が寄せられている。
2位は「いじめの深刻化」(23.6%)となり、同回答を選んだ人からは「いじめを隠ぺいする体質が、教育に対する不信感を招いている(30代・女性)」「いじめや自殺が多いのは、個人を認めず心身が成長していない証拠なので、心の教育をして欲しいです……(50代・女性)」などの声が寄せられている。
3位は「IT教育の遅れ」(23.2%)で、同回答を選んだ人からは「仕事に対する視野が広がるので自分が学生の頃に金融やITについてもっと勉強したかった(30代・女性)」「IT教育や金融教育をしてない自分のような人間を増やしたくないから(40代・男性)」などの声が寄せられている。
4位は「英語教育の遅れ」(22.4%)で、「やはり英語教育は圧倒的に遅れてると思います(30代・女性)」「日本の学校教育での英語学習は、話せるようになるための学習方法になっていないと思うので、グローバル社会に対応するためにもっと英語をアウトプットする機会を設けるべきだと思います(30代・女性)」などの声が寄せられている。
5位は「ゆとり教育」(21.2%)で、「ゆとり教育の世代だが、学生の時にもっと勉強すべきだったと後悔しているから(30代・女性)」「ゆとり教育世代は変わった人間が多い(50代・男性)」などの声が寄せられている。
<調査概要>
調査対象-「日本の社会問題に興味・関心を持っている方」
有効回答-250名
調査主体-株式会社ドリームプランニング
調査方法-インターネットによるアンケート調査
調査期間-2024年6月24日~6月25日
構成/こじへい