多くのビジネスパーソンは日中、仕事に追われ、自由な時間を過ごすことなどほとんどできない。そんな忙殺された日中の借りを返すかのように、夜中に眠る時間を削ってプライベートタイムを楽しむことを、「リベンジ夜ふかし」と言う。
そんな「リベンジ夜ふかし」に関するレポートがこのほど、Spoonにより公開されたので、その一部を抜粋して紹介する。
夏に増える「リベンジ夜ふかし」睡眠不足で翌日の仕事に影響も…
改めて「リベンジ夜ふかし」とは、日中に自由な時間がなかったり思うように活動できなかったりした時、眠る時間を削って満足を得るために夜ふかしすることだ。
セイコーの発表により、現代人の半数近くが「リベンジ夜ふかし」経験者であることが判明した。「ほぼ毎日」(4.8%)を含む「週1日以上」は27.3%で、同社は「約4人に1人はリベンジ夜ふかし常習者です」とした。
リベンジ夜ふかしをすることで一時的に自分の趣味や好きなことに時間を割くことができるが、睡眠時間を削ってしまうことが問題点をとして挙げられている。睡眠時間を削ることで生活に様々な悪影響が発生すると考えられる。
日中に自由時間がない日本人 原因はコロナ禍の時間に対する認識の変化
リベンジ夜ふかしをしてしまう人々の背景には、リモートワークなどが推奨されたコロナ禍を経て、また通勤や通学の時間が復活したことがあると考えられる。またその影響からか2024年は「ばたばた」を顕著に感じ、忙しく慌ただしく感じる人が増加傾向にある。
「普段どの程度時間に追われていると感じるか」の調査では、「時間に追われている感覚を感じている」「時間に追われる感覚が強くなった」「1日24時間では足りない」という回答が、いずれも前年より増加した。