DIME MAGAZINE
日本時間2024年8月17日（土）から19日（月）の期間、ポケモンバトルの世界大会「ポケモンワールドチャンピオンシップス2024」（以下、｢ポケモンWCS2024｣）がハワイ・ホノルルにて開催された。
連日、ゲーム部門・カードゲーム部門・『ポケモン GO』部門・『ポケモンユナイト』部門の4競技で、世界王者を目指す熱気あふれる試合が行われた様子をDIMEがレポートする。
｢ポケモンWCS2024｣って？
ゲーム部門、カードゲーム部門、『ポケモン GO』部門、『ポケモンユナイト』部門の4部門において世界一を決める大会。世界中から予選を勝ち抜いた猛者たちが集まる。今年は、50以上の国と地域からプレイヤーが集まり、ホノルルの会場には選手・観客を合わせて13,000人以上が来場。街全体がポケモンで彩られ、大いに盛り上がった。
開会式から会場の盛り上がりは最高潮に
開会式では、カウントダウンの後、映像にて世界中の大会を勝ち抜いたトレーナーの雄姿が映し出され会場の盛り上がりはすでに最高潮に。ハワイの伝統的な歌やダンスのパフォーマンスが披露され、株式会社ポケモン代表取締役社長の石原恒和による挨拶も行われた。
ハワイの「フラ」パフォーマンスが会場の選手や観客をお出迎え。
ポケモン代表取締役社長の石原恒和さん。ホノルル開催とあって、アロハシャツで登場。
激戦を勝ち抜いた世界チャンピオンたちの中には日本代表も！
3日間にわたり各部門で熱戦が繰り広げられ、ゲーム部門、カードゲーム部門、そして『ポケモンユナイト』部門では全ディビジョンで日本代表選手が決勝に進出し、白熱したバトルが展開された。日本代表選手の活躍も目覚ましく、ゲーム部門ではシニアディビジョンで、カードゲーム部門ではジュニアディビジョンで日本代表選手が優勝。特に『ポケモンユナイト』部門では、部門創設から3年目で初めて、日本代表チームが見事に優勝を果たし、会場を熱狂させた。
■ゲーム部門
採用タイトルは、2022年11月に発売されたシリーズ完全新作『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』。日本代表ではシニアディビジョンにてヤマナカレイ選手が優勝した。
ゲーム部門ジュニアディビジョン優勝：Kevin Han選手（アメリカ）
シニアディビジョン優勝：ヤマナカ レイ選手（日本）
マスターディビジョン優勝：Luca Ceribelli選手（イタリア）
■カードゲーム部門
『ポケットモンスター』シリーズの世界をテーマにしたトレーディングカードゲーム・ポケモンカードゲーム（ポケカ）も、｢ポケモンWCS｣の大会部門に採用されている。今大会の開催地ホノルルは、ポケモンカードゲームの国際交流の原点である国際大会「トロピカルメガバトル」が行われた地でもあることから、会場の熱気をより感じられた。
カードゲーム部門ジュニアディビジョン優勝：オオタ サクヤ選手（日本）
シニアディビジョン優勝：Evan Pavelski選手（アメリカ）
マスターディビジョン優勝：Fernando Cifuentes選手（チリ）
■『ポケモン GO』部門
現実世界そのものを舞台とした位置情報ゲーム『ポケモン GO』には1対1の対戦モードがあり、｢ポケモンWCS｣の種目として採用されている。各国の代表決定戦を勝ち上がった選手たちがホノルルで戦った。ほかの部門に比べて平均年齢は高めで、最も年齢層の幅が広い印象だ。『ポケモン GO』部門のワールドチャンピオンには賞品のほか、ゲーム内の「ポケモンWCS2024」の着せ替えアイテムとポーズが贈られた。また試合で用いられるポケモンのバリエーションがとても豊かで、様々な種類のポケモンが活躍する姿を見られた。
『ポケモン GO』部門優勝：Yekai0904選手（香港）
■『ポケモンユナイト』部門
『ポケモンユナイト』は2021年7月にサービスを開始した、5対5に分かれて戦うチーム戦略バトルだ。他部門と違い、チームにて対戦するのが特徴。部門創設から3年目で初めて、日本代表チームが見事に優勝を果たし、会場を熱狂させた。
『ポケモンユナイト』部門優勝：FENNEL（日本）
大会期間中はドローンショーやアクティビティも満載！
大会期間中にはワイキキビーチでドローンショーが行われるなど、ホノルルを挙げての大イベントとなった。また、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾートにはフォトスポットやアクティビティゾーンが設置され、世界中から訪れた観光客を楽しませた。さらには、ANAとポケモンがコラボした特別塗装機「ピカチュウジェットNH」もお目見えするなど、ホノルルがポケモン一色となっていた。
ホノルルビーチの夜空を彩る、ドローンショーも盛況だった。
ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾート内ではポケモンとのグリーティングの場も特設された。
日本代表選手一行は「ピカチュウジェットNH」に乗ってホノルルへ向かった。
2025年はアナハイム、2026年はサンフランシスコで開催決定！
2004年にカードゲームの世界大会として始まった｢ポケモンWCS」。今年の閉会式では、2025年の大会がカリフォルニア州アナハイム、2026年にはサンフランシスコで開催されることが発表され、来年以降への期待もすでに高まっている。これから先も、ポケモンから目が離せない！
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協力／株式会社ポケモン 取材・文／DIME編集部
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