DIME MAGAZINE
エミライは同社が展開するFIIO Electronicsの新製品として、ハイブリッド構成イヤホンシリーズのフラッグシップモデル「FH19」を2024年9月6日より発売する。
FH19は、FIIOのフラッグシップイヤホンFH9をベースに大幅な進化を遂げた次世代モデル。2基のダイナミックドライバーと6基のBA（バランスド・アーマチュア）ドライバーを搭載した8ドライバー・ハイブリッド構成を採用しており、圧倒的な音質と快適な装着感を実現している。
価格はオープン価格。予想実勢価格は約11万6600円（税込）。主な特徴は以下のとおり。
歪みを低減、力強い低音を実現するプッシュプル方式デュアルダイナミックドライバー
ハイエンドスピーカーのプッシュプル方式をイヤホン用に最適化した、革新的なデュアルダイナミックドライバーを新たに開発。2基の13mmダイナミックドライバーを向かい合わせに配置、同位相で駆動することで、2倍の駆動力と位相の一致を実現した。
これにより大音量時の歪みを大幅に低減、クリーンで力強い低音を再現する。
■Knowles社製カスタムBAドライバーを採用＆セミオープン構造により豊かな音色を実現
中高域の再生には、Knowles製のカスタムBAドライバーを6基搭載。中域用にはセミオープン構造を採用することで、より豊かな音エネルギーを獲得する。滑らかで艶のある中域と、透明感のある高域を両立している。
■チタン+航空機用7000系アルミニウム合金による高品位な質感と耐久性
FH19のボディには、純チタンと航空機用7000系アルミニウム合金を贅沢に使用。高剛性と軽量化に加え、高品位な質感と優れた耐久性を実現している。
ちなみに7000系アルミニウム合金は航空機の機体に使用される素材で、強度、剛性、耐食性に優れている。
セミオープン構造により自然な音場を再現、耳の疲れも低減
FH19は、ドライバーの背圧を適切に外部へ逃がすセミオープンバック構造を採用。自然で広がりのある音場を実現するとともに、長時間の使用でも耳が疲れにくい設計となっている。
■不要な共振を抑制する中域ノッチフィルターにより、中域と高域の繋がりがナチュラルに
複数のドライバーを効果的に制御するため、独自の中域ノッチフィルターを搭載。不要な共振を抑制し、ボーカルをより密度感高く再生する。さらに高域との自然な繋がりも期待できる。
■各ドライバーの特性を最大限に引き出す4WAYクロスオーバーネットワーク
8基のドライバーを最適に制御するため、緻密な4WAYクロスオーバーネットワークを採用。低域、中低域、中高域、高域の4帯域において各ドライバーの特性を最大限に引き出す。
■長時間使用でも快適な装着感
FH19は以下のような人間工学に基づいた設計により、長時間の使用でも快適な装着感を実現している。
・ノズル角度を10度最適化し、安定した装着感を実現
・耳にフィットする形状で隙間を低減
・耳に接する部分の厚みを約1mm薄くして圧迫感を軽減
「FH19」の主な仕様
型式／ハイブリッド型イヤホン (2DD + 6BA)
ドライバー構成／3mmダイナミックドライバー×2、Knowles製カスタムBAドライバー×4、Knowles製 SWFK高域用BAドライバー×2
周波数特性／8Hz〜40kHz
インピーダンス／6Ω @ 1kHz
感度／109dB/mW @ 1kHz
ケーブル／8芯224芯高純度単結晶銀ケーブル (約1.2m)
重量 (片側)／約12g (ケーブル除く)
コネクター／独自仕様MMCX
プラグ 交換式／3.5mm、4.4mm
主な付属品／
・高純度単結晶銀ケーブル (8芯224芯構成)
・交換可能な3.5mm、4.4mmプラグ
・フォームイヤチップ2組(M)
・低音重視型シリコン製イヤチップ3組(S/M/L)
・バランス重視型シリコン製イヤチップ3組(S/M/L) ※Mサイズを装着済み
・ボーカル重視型シリコン製イヤチップ3組(S/M/L)
・スピンフィットイヤチップ3組(S/M/L)
・HS18イヤチップ3組(S/M/L)
・HS20シリコンイヤチップ3組(S/M/L)
・ダブルフランジイヤチップ2組(M)
・Red/Black/Green オーディオフィルター 各1セット
関連情報
https://www.fiio.jp/products/fh19/
構成／清水眞希
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