「XShelter」はアウトドアギアにも採用される?
値頃感のあるワークマンのキャンプ用品は、防災用品としての需要が高い。
「XShelter」シリーズには日本赤十字看護大学附属災害救護研究所が協力しているわけだが、断熱シートをキャンプ用品に取り入れる予定はあるのだろうか?
▲マミー型寝袋「エックスシェルター断熱ムービングシュラフ」。快適使用温度は5℃で、限界温度は-16℃
会場にいたワークマンスタッフにたずねると「当初はマットを予定していたんですが、第1弾は寝袋になりました。現在、いろいろ取り組んでいるのでお楽しみに」と教えてくれた。
地面からの冷えは身体の芯から冷やしてまともに眠れやしない。
もし、断熱性を備えたスリーピングパッドやテントマット、テントシューズのようなものが誕生するなら、寒い時期のキャンプや避難生活に大いに役立つだろう。反対に、焼けた舗装の上にテントを張らざるを得ない夏の避難所でも効果を期待できる。
ほかにも、テントのフライシートやタープに遮熱機能や断熱機能が加わると真夏のキャンプや避難がラクになるかも。
はたして夏の断熱ウエアは生まれるのか、ウエア以外で断熱シートがどう使われるのか。目を離せないシリーズの誕生だ。
取材・文/大森弘恵