水・薬剤による強力な床洗浄と乾燥を瞬時に実現する清掃ロボット
商用サービスロボットをグローバル展開するPudu Roboticsは、同社商用清掃ロボット「SH1」を改良して、2024年8月より日本での販売を開始した。
「SH1」は、主に油汚れや滑りやすい環境向けに開発された製品で、水・薬剤による強力な床洗浄と乾燥を瞬時に実現。モップがけのように使いやすく、人力だけでは落とせない汚れを誰でも簡単に取り除くことができると、同社では説明している。
PUDUは2023年7月、スイープ・床洗浄・吸引・乾拭きの機能を備えた1台4役の清掃ロボット「CC1」で日本での清掃ロボット市場に参入。CC1は洗浄能力、障害回避能力、温かみのある可愛いデザイン、設定・操作の容易性などを高く評価され、のべ500件以上の導入実績を持つ。
そんな「CC1」は床やタイルなどの自動清掃を用途とするが、今回発売された改良型「SH1」は手持ち操作により、床だけでなくテーブル、垂直のガラス面、コーナー、設備下のスペースなどのエリアも自由自在に清掃が可能だ。その主な特徴は以下のとおり。
写真・左:改良型「SH1」、右:商用清掃ロボット 「CC1」
■改良型「SH1」の主な特徴
・1台でさまざまな場所を清掃可能
付属のアクセサリを使用することで床、テーブル、垂直のガラス面、コーナー、設備下のスペースなど、さまざまな場所を清掃できる。
・強力な清掃性能
27kgのダウン圧力、350回転/分のブラシ、20000Paの吸引力で、高圧・高回転・高吸引を1台で実現。油汚れ、ほこり、乾燥した汚れなど、さまざまな汚れを洗浄する。
・誰でも使いやすいデザイン
⾃⾛式の設計によるパワーアシストシステムや、人間工学に基づいたハンドル、タッチスクリーンなどを搭載しており、誰でも簡単に使える。また、清掃作業の履歴や水・電力の使用状況が画面に表示され、いつでも見返すことができる。
・水、洗浄剤の使用、温室効果ガスの排出を抑える環境にも優しい製品
「SH1」は、従来のモップがけ方法と比較し、水と洗浄剤を最大80%節約し、清掃時間も70%短縮。また、高度なリチウムバッテリー技術やエネルギー効率の高いモーターを使用しており、温室効果ガスの排出も抑制する。RoHS指令(※1)にも準拠しており、有害物質の使用も抑えられている。
※1 RoHS指令:電気・電子機器における、鉛・水銀・カドミウムなど特定有害物質の使用制限に関するEUの法律
「SH1」の製品概要
本体サイズ/440×400×1200mm
本体重量/22kg
清掃効率/毎時900〜1200平方m
ブラシ回転数毎分350回転
ダウン圧力/22kg
吸引力/12000pa
清掃幅/400mm
水タンク容量/清水タンク:4L、汚水タンク:4〜6.5L
稼働時間/80〜00分
バッテリー容量/20Ah
充電時間/3時間
騒音指標/標準モード:76dB(A)、Ecoモード:71dB(A)
関連情報
https://www.pudurobotics.com/jp/products
構成/清水眞希