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Snapdragon Xの実力は?最新の「Surface Pro」で使い勝手を検証してみた!

2024.09.04

コロナ禍を経て、徐々にハイブリッドワークが定着してきた昨今。ノートPCを持ち運んで仕事をするビジネスパーソンも増えてきていることだろう。

PCは、Wi-Fiといった無線LAN、もしくは有線LANに接続して使うという人が多いかもしれないが、スマホと同様に、モバイル通信へ対応している製品も続々と登場している。

そこで注目なのが、クアルコムの「Snapdragon X」というチップセットだ。クアルコムはスマホ用チップセットを多く展開しているメーカーであり、モバイル通信に必要なノウハウを多く持つ。Snapdragon Xは、高い処理性能に加え、AI機能を強化したPC向けチップセットで、モバイルノートPCでも、時代に合ったハイパフォーマンスができるというわけだ。

そこで、Snapdragon Xを搭載した「第11世代Surface Pro」を使い、その実力を検証していく。なお、Surface Proには、Windows PCの新定番となりえる、AI機能を活用するための「Copilotキー」が搭載されているので、併せて使用感をチェックしていこう。

Snapdragon Xの実力を試す

モバイル通信やAIという前に、まずはSnapdragon Xがどれくらいビジネスシーンで活用できるのか、について触れていこう。

Snapdragon Xは、一部ではアップルの「Mチップセット」にも匹敵するパフォーマンスを出すともいわれている。筆者個人的に使用頻度の高い、WordやExcelといったOfficeソフト、画像の編集ソフト、Webブラウザといったアプリは、いずれも快適。電源オフ、スリープ状態からの立ち上がりも早いので、ストレスなく使える。通常使用であれば、トップクラスのWindows PCといえるだろう。

複数アプリの起動、操作もスムーズ

ただし注意点として、Snapdragon XはArm版という分類のチップセットであり、インテル版Windows PCで使える一部のソフト(アプリ)には対応していない。「どうしてもこのソフトが使いたい」というこだわりがある場合は、事前に対応の有無を確認してほしい。

PCゲームについては、負荷の多いタイトルでも、ある程度設定を落とすことで、プレイできることがほとんど。もちろん、Surface ProはゲーミングPCのように、ゲームに特化したデバイスではないので、長時間プレイしているとカクツキが見られることもあるが、性能が高い分、本体が極端に熱くなるシーンも見られなかった。

Windows PCの新たなスタンダードになるCopilotキー

今回試したSurface Proには、「Copilotキー」というものが搭載されている。余談だが、Windows PCのキーボードに新しいキーが搭載されるのは、約30年ぶりとのことだ。

Surface Proの場合はAltキーと方向キーの間に配置

Copilotキーをクリックすると、Copilotアプリが立ち上がる。これはスマホでいうSiriやGoogle アシスタントのようなもので、質問を入力したり、話しかけることで、AIが回答してくれる。

Copilotアプリは基本的に、Officeソフトやブラウザなど、どのアプリを起動していても立ち上がる。キーボードに直接ショートカットキーを配置することで、いつでも簡単にCopilotを頼りにできるというわけだ。

GoogleやYahoo!を使ったWeb検索では、特定のキーワードをスペースで区切って入力するのが一般的だが、CopilotのようなAIアシスタントでは、日常会話のように、文章を打ち込むだけで、回答を得られる。つまり、目的の情報を得るのに、検索の〝コツ〟がいらなくなっているのが魅力だ。

ネット検索のほか、Copilotアプリでは、画像検索やイラスト生成もできる。「新しく買うパソコンをどれにするか悩んでいる人のイラストを生成して」と頼んだところ、該当イラストが4パターン生成された。

回答は、「より創造的に」「よりバランスよく」「より厳密に」の3パターンから好みのものを選択できる。通常の検索はよりバランスよく、ビジネスメールの返信案を聞くときはより厳密にといったように使い分けるのがおすすめだ。

なお、Copilotアプリはマイクロソフトのクラウドサービスとなっており、レスポンスの速さ、回答の質は端末スペックに左右されないという。ただし、性能の低いPCでは、アプリの起動自体に時間がかかる可能性もある。

また、CopilotはEdgeブラウザとも統合されており、検索時に右上のアイコンをクリックすれば、直接起動できる。開いているWebページに対し、「このページを要約して」と頼み、内容を簡潔にチェックするといった使い方も可能だ。

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