理由3:エアコンの設定など15.6インチのタッチスクリーンの操作感は、まるでiPad
「BYD SEAL」には、15.6インチの電動回転式タッチスクリーンが装備されています。
ステアリングホイールにあるボタンか、タッチパネルでの操作で、このスクリーンは縦横に回転します。
縦/横では画面が切り替わり、見やすくて操作しやすいパネルとなっています。
実際に、空調コントロール機能で操作感を試してみたところ、タッチ操作への反応は素早く、その操作感はまるでiPadのような感触。スマホ・タブレットのユーザーなら、すぐに慣れるはずです。
また、「BYD SEAL」は、ステアリングホイールヒーターと共に、シートヒーターとシートベンチレーションを運転席と助手席に備えます。
8月の残暑厳しき折に撮影したのですが、このシートベンチレーションが涼しくて快適。本革シートを「暑い」といって敬遠する方もいるかと思いますが、一度、「BYD SEAL」のシートベンチレーションを試していただきたいです。背中がひんやりとして、運転に集中できるはずです。
もちろん、リアシートに乗る方への配慮も欠かしません。リアシートのためのリアセンターベンチレーションもしっかり装着します。
15.6インチの画面はさすがに大きく、ナビゲーション画面の視認性はとても高いです。
また、駐車などに便利なアラウンドビューも確認しやすく便利です。
さらに、Siriのような「BYD音声アシスト機能」やポップなホーム画面など、タッチスクリーンの機能はクルマの装備というよりは、スマホやタブレットそのものという印象。
説明を受けていなくても直感的な操作が可能で、とても便利で使い勝手がいいです。
理由4:トランクスペースが結構広い。ゴルフクラブも楽勝
BEVはバッテリーが大きく、どうしてもスペースが限られる印象があります。
一方、このような上質なセダンのオーナーは、旅行を楽しんだり、ゴルフをプレイする方も多いはず。気になるトランクルームの積載性をチェックしてみました。
リアトランクは開口部がバンパー付近からと低い位置からの設計で、積み下ろしが苦になりません。
また、トランクルーフも大きく跳ね上がり、積載性は良好。自動で開閉する上、オープン時の高さの設定も可能と至れり尽くせり。
クルマを運転すると、横着してつい室内に荷物を置きがちですが、トランクルーフの開閉が自動なので、積極的にトランクルームを利用したくなります。
リアのトランクルームのスペースは400Lと、BEVとして考えると、かなり広いスペースが確保されていますが、さらに、分割可倒式のリアシートを倒せば、リアのトランクルームと室内をスルーして荷物が積めます。
リアシートの片側を倒せば長いものの積載も安心。ゴルフバッグを積む時にも便利です。
さらに、リアシートを両側倒せば、まるでSUVのような広大な積載空間が現れます。
意外と便利なのが、フロントのトランクスペース。エンジンが無いBEVらしい快適装備だと思いました。
下の写真にある、「BYD」のロゴが入ったカバーを開けると……
50Lのトランクスペースが出現。
比較のためにスマホを置いてみました。深さも確保されていて、ちょっとした買い物や、洗車道具などを収納するのにも便利そうです。