ビジネス用スーツを多数手がける「洋服の青山」では、ビジネスパーソン御用達の既成スーツのほか、ここぞというときの「一張羅(いっちょうら)」として需要が増しているオーダースーツも全国でサービス展開している。
そんな洋服の青山だが、スタッフは、これまでスーツにまつわる数々の失敗をしてきたという。めったに聞けないその失敗談、ぜひチェックして今後のスーツ選びやオーダースーツ作りのヒントにしよう。
失敗1「オーダースーツのジレの背中の裏地が派手で攻めすぎた! 会社でジャケット脱げませーん!」
「オーダースーツを作ろうとしたときに、スーツの上着の裏地をレッドの花柄にして、チラ見せ効果をねらいました。しかし、できあがったら想定以上に派手で、会社ではジャケットを脱げなくなってしまいました。
ついでにジレ(ベスト)も作ることになりましたが、ジレの背中の生地もレッドの花柄にそろえることに。おかげで背中が真っ赤に!」
失敗2「今風にしようとスソ巾を細くテーパードを強調しようとしたら、ふくらはぎが入りませーん!」
「最近では、スソの幅が細いテーパード風のパンツがトレンド。オーダースーツを作ったら、細くしすぎてふくらはぎのところで引っかかってしまいました。
スソ巾は一般的に22~24cmくらいが一般的、20cm以下にする際は確認が必要です」
失敗3「明るいブルー生地に白ボタンのダブルの上着を作ったら、想像以上に派手過ぎて上司につっこまれた!」
「オーダースーツを作るときに、生地やオプションを選びながらイメージがわき、上着は明るいブルー生地に白ボタンのダブルにしました。できあがったものを見たら、想像以上に派手な仕上がりに。
白ボタンは想像以上にカジュアルな印象で、レジャー感が出るため、上司から笑いをまじえて『ドラえもんか!』とつっこまれました」