キャベツとネギの水耕栽培リボベジに挑戦してみた!
ここからは、実際にキャベツとねぎのリボベジに挑戦してみたレポートをご紹介します!
■リボベジのやり方<キャベツ>編
【用意するもの】
● キャベツ
● キャベツの芯と水を入れる容器(空き瓶など)
キャベツはできるだけ芯に傷がついていない新鮮なものを選びましょう。
後ほど詳しく解説しますが、容器の口は広すぎず、少しすぼまっている方が使いやすいです。
(1)キャベツの芯をくり抜く
今回はキャベツの芯の周りを1、2cm程度残して4片を順番に切り落としました。
丸のままのキャベツに包丁を斜めに刺し入れてくり抜く方法もあります。そちらは力がいるので、自信がない人はカットする方がやりやすいと思います。
カットしたらこんな風に芯の近くの葉だけを切り落とし、出っ張っている状態にしましょう。頭の部分は多少葉を残しておきます。
(2)容器に水を入れてキャベツを乗せる
芯が浸かるくらいの水を容器に入れ、キャベツを乗せます。この時、芯の下の方だけがギリギリ水についているくらいの状態がベストです!
葉の部分まで水に浸かってしまうと、時間と共にその部分から腐ってしまう恐れがあるためです。
(口がすぼまっている容器を選んだり、芯の周りを切り落として出っ張らせたのはこのためです。)
もし丁度良い容器がみつからない場合は、割りばしを「井」の形に組んでその上に乗せるなど工夫してみてください。
(3)日当たりと風通しの良い場所へ置く
成長には日当たりが必要ですが、真夏の直射日光や西日が当たる場所は傷んでしまうのでおすすめしません。
水は最低でも1日1回、できれば朝と夕方の2回替えてやると清潔に保ちやすいです。
キャベツリボベジ開始から約1週間後
葉に日の光が当たってだいぶ色が濃くなりました。
根っこなどは見当たりませんが、もともとあった葉のスキマから新しい葉(らしきもの)が覗いているのがわかるでしょうか…?
キャベツリボベジ開始から約2週間後
色はスーパーに並んでいるキャベツにだいぶ近くなってきましたが、新しい葉の成長はなかなか見られません。苗自体はくさっているわけでもなく青々として元気な様子なので、気長に続けることにしました。
■リボベジのやり方<ネギ>編
【用意するもの】
● ネギ
● ネギと水を入れる容器(空き瓶など)
ネギは少しでも根が付いているものの方が育ちやすいです。
筆者の近所のスーパーには根がきれいに処理されたネギしか売っていませんでしたが、できれば泥つきネギを買ってきましょう!
ネギが倒れないように容器は縦長の形がおすすめです。
(1)ネギの下8cm程度を残してカットする
ネットの口コミなどを見る限りもう少し短くしても育ちそうですが、今回は念のためこのくらい残しました。
(2)容器に水とネギを入れる
キャベツと同じく、水に浸けすぎると腐る原因になります。
(写真はちょっと水を入れすぎました…)
ネギの根元だけ水に浸かっていれば問題ありません。
(3)日当たりと風通しの良い場所へ置く
キャベツと同じように、真夏の直射日光や西日を避けた日向~半日陰くらいの場所に置きましょう。
暑い季節は特に水が劣化しやすいので、最低でも1日1回、できれば朝と夕方の2回替えてやるのがおすすめです。
ネギリボベジ開始から約1週間後
キャベツの隣に並べておいたのですが、こちらはほぼ変化なし。なかなか根が出ません…
やはり根のないネギでリボベジは難しいのでしょうか。
スポンジやネットを敷くと根が出やすいとの口コミを発見したので、追加して様子を見ることにしました。
ネギリボベジ開始から約2週間後
ネギの頭の方、緑の部分が伸びてきているのがわかるでしょうか?
ちょろっとですがようやく根も生えてきて、ここから成長が望めそうです。
リボベジで手軽な自家栽培を楽しもう
手軽に野菜の栽培や収穫が楽しめるリボベジをご紹介しました。
リボベジは本来なら捨ててしまう野菜くずなどを再利用するため、食品ロスの削減や生ごみの減量化にもつながるとされています。
サステナブルやエシカルな暮らしに興味がある人にもおすすめなので、この機会に趣味と実益を兼ねてはじめてみてはいかがでしょうか?
文/黒岩ヨシコ
編集/inox.