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再生野菜を楽しむ「リボベジ」をスーパーの野菜で試してみると…驚異の生命力に感動した話

2024.09.06

上手く育てれば節約になるうえ、観察や収穫の楽しみがあることから、プチ家庭菜園として子供と一緒に挑戦する家庭も増えています。

そこで今回は、実際にリボベジをして感じたメリット・デメリット、リボベジしやすい野菜の種類などをまとめました。水耕栽培に向いているキャベツとネギのリボベジのやり方や、育てたレポートもあるので参考にしてください。

リボベジとは?

リボベジとは「Reborn Vegetable(リボーン・ベジタブル)」の略で、再生栽培とも呼ばれます。野菜の根元、ヘタ、茎の一部など、普段なら調理の過程で捨ててしまうような部位を使って栽培を行い、再び収獲する手法のことです。

水で育てる水耕栽培と、土や肥料を使って育てる土壌栽培がありますが、ここではより手軽にできる水耕栽培を中心にご紹介していきます。

リボベジは野菜の値段が高騰したころに広まりはじめ、野菜くずを使って手軽にできる家庭菜園として注目を集めました。野菜が育つ様子を観察できたり、自分で育てた野菜を獲って食べることができるので、最近では子供の食育や自由研究にも人気です。

【リボベジの主なメリット】
● 特別な道具や広いスペースがなくても手軽にできる
● 上手く栽培できれば節約になる
● 生ごみが減らせる
● 鑑賞用としても楽しめる
● 子供の食育や自由研究にもなる

本格的な家庭菜園には栽培のための道具や苗が必要ですが、リボベジならスーパーに売っている野菜と空き瓶やタッパーなどの容器があればはじめられるのがポイント。

上手く育てば調理に使えるので食費の節約になり、育てている間はインテリアとしても楽しむことができます。

【リボベジの主なデメリット】
● 必ず収穫できるわけではない
● 環境や種類によっては収穫まで時間がかかる
● 少しの量しか収穫できないこともある
● マメな水換えが必要(水耕栽培の場合)
● 不衛生な状態だと虫が発生することもある

リボベジに限ったことではありませんが、自然栽培のデメリットは必ずしも立派な野菜が収穫できるわけではないということです!

リボベジの場合も、生育環境やお世話の仕方、ベースにした野菜の状態などによっては収穫まで1ヶ月以上かかることもあります。上手く育たないまま結局収穫できなかった…なんてこともありえなくはないです。

水耕栽培のリボベジをするときは、水や容器が不衛生な状態だと失敗しやすいので注意しましょう。カビが生えたり腐敗して虫が発生したりすることもあるため、「水をきれいに保つ」はかなり重要なポイントになります。

マメな水換えをするためには、めんどくさくならないような場所(キッチンの水道横など)に置いておくのもコツです。

また、暖かい季節は野菜の成長も早いですが、腐敗もしやすく、水が汚れやすいのがネック。あまり頻繁なお世話をする自信がない人は、寒い季節にスタートすると水を清潔に保ちやすいです。

初心者でも収獲しやすい!リボベジにおすすめの野菜

リボベジは、やりやすい野菜とそうでない野菜があります。できるだけ失敗したくない人や手間をかけずに収穫したい人は、リボベジ向きの野菜を選びましょう。

ちなみに、トマト、きゅうり、オクラ、ナスなどの実ものや、ニラなどの葉だけのものは水耕栽培リボベジには向きません。

【根菜系】
● にんじん
● だいこん
● カブ

ヘタを水につけて利用するため、基本的にはヘタから伸びた葉や茎を収穫して食べます。普段食べている可食部(根の部分)は再生しません!

【スプラウト系】
● 豆苗

同じスプラウトでもブロッコリースプラウトやカイワレなどは再生しないので注意。豆苗は根元を水に浸けておくと数日でニョキニョキ伸びるので、初心者にはイチオシのリボベジ野菜です。

【葉茎系】
● ネギ
● キャベツ
● 小松菜
● にんにく

根菜系と同じく伸びた葉や茎を収穫して食べます。ベースに使う野菜はできるだけ根がきれいに残っているものや、芯に傷がついていないものを選ぶと育ちやすいです。

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