社内規程クラウドとして社労士向け「KiteRa Pro」と企業向け「KiteRa Biz」を展開するKiteRaでは、企業の防災対策について全国20代以上の会社員844名を対象にアンケート調査を実施。結果をグラフにまとめて発表した。
44.4%が勤務先で災害などに遭った場合、「どう行動したらいいかわからない」
「いま、勤務先で災害などの緊急事態に遭った場合、どういった行動をとればいいか把握していますか」との質問に対し、「いいえ」と回答した人が44.4%に達した。
■勤務先における安否確認の方法を把握していない人は43.5%
「勤務先における安否確認の方法を把握していますか?」との質問に対し、「いいえ」と回答した人43.5%に上った。
■防災訓練を定期的に実施している企業は49.9%
「勤務先では防災訓練を定期的に実施していますか?」との質問に対し、「はい」と回答した人が49.9%だった。
「定期的の実施している」と回答した人に「勤務先の防災訓練に参加したことはありますか」と質問をしたところ、「はい」と回答した人が90.7%だった。
■災害など緊急時の社内ルールについて
「勤務先には災害など緊急時の社内ルールがありますか」との質問に対し、「社内ルールがある」と回答した人が51.3%、「社内ルールがない」29.6%、「分からない」19.1%で、約5割が緊急時の社内ルールがない実態が明らかになった。
■勤務先で最も必要な防災対策は「飲料水・非常食などの備蓄」
「勤務先で必要な防災対策は何だと思いますか」と質問をしたところ、最多の回答は「飲料水・非常食などの備蓄」58.6%、次いで「社内連絡網の整備」56.5%、「緊急時の行動ルールの整備・周知」47.7%となった。
また、「BCP(事業継続計画)の策定・見直し・周知」は23.9%だった。
■BCPを策定している企業は30.1%、内容を「確認したことがある」は72.8%。
「勤務先ではBCPを策定していますか?」との質問に対し、「はい」30.1%だった。
BCPを策定していると回答した30.1%に対し、「BCPの内容を確認したことがありますか」と質問をしたところ、「確認したことがある」72.8%だった。
調査概要
調査名/企業の防災対策調査
調査期間/2024年8月7日
調査方法/インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数/844
対象条件/全国の20代以上の会社員
構成/清水眞希