日産自動車は、2023年度に期間限定で販売した特別仕様車「キャラバン MYROOM Launch edition」の標準モデルである「キャラバン MYROOM」を8月下旬より発売すると発表した。
この「キャラバン MYROOM」は、日常生活に追われる中で非日常を感じ、自然に触れて安らげる空間がほしいユーザーに向け、自分のお気に入りの部屋ごと自然の中に持ち込んで、リラックスができるクルマとして開発されたモデルで、これまでにない新たなカテゴリーのクルマとなる。
今回の発売にあたり、「キャラバン MYROOM Launch edition」で設定していた「GRAND プレミアムGX」グレードに加え、「プレミアムGX」グレードを新たに選べるようになった。また、ボディカラーには、ベースモデルの「キャラバン」で好評を博している「ディープフォレスト」を新たに設定し、MYROOM専用色であるサンドベージュ/ホワイト 2トーンと合わせて合計5色をラインアップした。
「キャラバン MYROOM」の特徴
インテリアには木目をふんだんに使い、シンプルでミニマルなデザイナーズホテルのような洗練された趣を実現している。さらにベッドとテーブルを組み合わせることで、リビングルームモードやベッドルームモード、ダイニングルームモードと、車内を自在にアレンジすることが可能となっている。
そして2列目の2 in 1シートは、用途に合わせて簡単にシートをアレンジすることが可能。乗車移動時には程よい硬さで乗り心地を追求し、駐車時に後部座席側に反転させて使用する際には、柔らかなソファーのような座り心地を提供する。バックドアを開ければ、車内で自然の景色を楽しみながらくつろぐことができる。
車中泊用のベッドは、折りたたみベッド、MYROOM跳ね上げベッド(オプション設定)の2つのパターンから選択できる。どちらもヘリンボーン生地を使用し、シンプルながらもリッチなクオリティを表現している。
このMYROOM跳ね上げベッドは、ワンアクションでベッド展開をすることができ、手を放してもしなやかに倒れてきて、手を挟むことなくベッドにすることができる。なお折りたたみベッドは2分割になっているため、自由なアレンジが可能となっている。
スライドテーブルは、好きな位置で固定したり、取り外したりすることができ、用途に合わせた活用が可能。この2 in 1シートやスライドテーブルを活用することで、まるで部屋にいるかのようなリラックスした時間を過ごすことができる。
一方エクステリアは、ブラックグリルやブラックドアハンドル、ブラックドアミラー、ブラックスチールホイールなど、専用パーツを揃えることで外観の印象を引き締め、MYROOMのオリジナルな雰囲気を演出している。リヤクォーターウインドウとバックドアにはMYROOM専用ステッカー(ディーラーオプション)が用意されている。
なお電気自動車「日産リーフ」で使用されていたバッテリーを再利用して開発した「ポータブルバッテリー from LEAF」(ディーラーオプション)からMYROOMに給電することで、電源のない場所においても、車内のAC 100Vコンセントを活用して、部屋と同じように過ごすことができる。
【メーカー希望小売価格】
関連情報:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/caravan/specifications/myroom.html
構成/土屋嘉久