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注目のニューモデルが続々登場!進化する軽ハイトワゴンの後席の広さと快適性を徹底比較

2024.09.01

2024年上半期にもっとも売れた国産車は、フィットやステップワゴンなどの登録車を含め、軽自動車のホンダN BOXだった。そんな軽自動車市場に新たな旋風が巻き起ころうとしている。そう、間もなく、N BOXに「広い室内を最大限に活用し、クルマがまるごとくつろぎの場所となり、クルマを使う人がもっと自分らしく、毎日が心躍る時間を過ごせる空間となることを目指した」とされる新機種「N BOX JOY」が。スズキ・スペーシアに先代でも人気のクロスオーバータイプの「スペーシア ギア」が加わることになっているのだ。

ホンダN BOX

ホンダN BOX JOYのイメージカット

スーパーハイト系軽自動車の後席の広さや快適性を検証!

軽自動車のクロスオーバー、SUVタイプには、現在、スズキ・ハスラー、ダイハツ・タフト、ダイハツ・タントファンクロス、三菱デリカミニなどがラインナップされ、空前のアウトドアブームの中、軽自動車人気を底上げしていることは明白。しかし、ホンダ軽にはそうしたクロスオーバーモデルはなく(フィットにはクロスターがある)、スペーシアも先代にあったクロスオーバーモデルのギアを新型スペーシアにも望む声が高まっていることから、N BOX、スペーシアにそうした新機種が追加発売されることになったというわけだ。

スズキ・スペーシアギア

ダイハツ・タント ファンクロス

ここでは、そんなN BOX JOY、スペーシア ギアが属するスーパーハイト系軽自動車のジャンルに期待する、後席の広さや快適性について、各車を比較してみた。スーパーハイト系軽自動車、それもターボモデルともなれば、前後席空間の圧巻の広さや動力性能から、一家に一台のファーストカーにも適し、後席の広さについても選択時の見逃せないポイントとなるからだ。尚、ここで紹介する後席の頭上、膝周り空間の数値は身長172cmの筆者のドライビングポジション基準で、その背後に、後席スライドを最も後ろ側にセットして座った時の数値となる。また、着座性、立ち上がり性にかかわるヒール段差の数値は、フロアから後席シート座面先端までの高さを計測。シートが高くセットされたほうが、椅子感覚で座りやすく、立ち上がりやすいことになる。

三菱デリカミニ

ホンダ N BOX

まずはまもなくJOYが発売されるN BOXだ。後席のシートサイズは座面長480×座面幅1080×背もたれ高570mm。スペースは頭上に235mm、膝周りに最大420mm。フロアはフルフラットでヒール段差は355mm。センタータンクレイアウト採用で後席を最も後ろにスライドさせてもシート下に空間(隙間)があり、足引き性に優れ、結果、その状態での立ち上がり性はクラスベストと言っていい(JOYについては推測)。

画像はN BOXカスタム

画像はN BOXカスタムの後席

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