タイのZ世代が注目する日本のカルチャー5選
【音楽】藤井風
2022年頃から藤井風の「死ぬのがいいわ」が、「曲の雰囲気がとにかく良い」とタイのTikTokやInstagramで投稿されトレンドに。「曲も本人もかっこよくて、大好き!」「歌詞の意味を知ってさらに引き込まれた」とZ世代の間で藤井風が人気になり、多くの熱烈なファン“Kazetarians”が誕生した。
【アニメ】ハイキュー!!
Netflixなどの動画配信サービスで視聴されている『ハイキュー!!』が、タイでも大人気。
タイはバレーボールが身近なスポーツで、『ハイキュー!!』が描くリアルな練習風景とプレイが、「メンバーも同じように頑張っているのが感じられ、応援できるところが好き」と心を掴んでいる。
「体の動きがプレイの参考になり、練習が楽しくなった」と、バレーボールに打ち込むきっかけにもなっているようだ。
インドネシアのZ世代が注目する日本のカルチャー5選
【音楽】YOASOBI
YOASOBIの「夜に駆ける」が、「ユニークなテンポと一般的でない内容の恋愛ソングが新しく感じられる」と、インドネシアでも大人気に。
2024年1月にジャカルタで開催されたコンサートのチケットは瞬時に売り切れるほど。コンサート当日は、インドネシアの地方都市のみならず、シンガポールなどの隣国からもファンが押し寄せ、会場近くは大渋滞になった。
インドネシア人は音楽が好きで、昔のヒット曲を時代や世代を超えて聴き続ける習慣があるため、YOASOBI人気は今後も長く続くと考えられる。
【著名人】バレーボール男子日本代表/髙橋藍
アニメ『ハイキュー!!』人気をきっかけに、バレーボール男子日本代表に興味を持つ人が増えている。バレーボールはインドネシアで認知度が低いスポーツで、テレビなどで観る機会も限られていた。
しかし、「『ハイキュー!!』をきっかけに日本人選手のことを調べて、髙橋藍選手が好きになった。試合も観戦している」など、オリンピックなどの国際大会の放送や結果を楽しみにするファンが急増。
少し欧米感を感じる顔立ちの髙橋藍選手がインドネシア人女性に人気になっている。
調査概要
調査方法/TNCアジアトレンドラボ、現地Z世代に対するヒアリング、ライフスタイル・リサーチャーによる定性調査
調査時期/2024年7月~8月
調査対象者/各国主要都市に在住するカルチャー・トレンドに敏感なZ世代
調査実施機関/株式会社TNC
関連情報
https://www.tenace.co.jp/
構成/清水眞希