『ホットペッパーグルメ外食総研』研究員からの解説 「グルメバーガー」に対して重視するものと価格帯の相関性が浮き彫りに
今回の調査では、「グルメバーガー」を「食べたことがある」人は全体の約3割でした。ただ、「食べたことがなく、食べてみたい」人を含め「食べたい」と答えた人が65.0%いたので、関心の高さがうかがえます。「食べたい」人が「グルメバーガー」で重視するものは「焼きたて」「こだわりのチーズ」「肉の量が多い」で、おいしさと食べ応えを求めつつ、それに見合う価格かどうかを気にしているのかもしれません。
これを裏付ける結果として、「グルメバーガー」へどれぐらいお金を出せるかの設問では、「全体」のボリュームゾーンが「1000円未満」(47.3%)だったのに対し、「食べたい」人は「1000円以上2000円未満」(51.1%)と、関心の高い人のほうが出してもよい金額が高くなっています。
また、実際に「食べたことがある人」の最高額のボリュームゾーンは「1000円以上2000円未満」でしたが、「3000円以上」が5.0%いたのは興味深いです。個人経営のハンバーガー専門店以外に、今では大手外食チェーンやファストフード店が参入しています。参入店が増え多様なタイプの「グルメバーガー」を楽しめるようになった今だからこそ、自分の好みを見つけてみてはいかがでしょうか。(『ホットペッパーグルメ外食総研』研究員 田中直樹氏)
<アンケート調査概要>
調査期間:2024年5月17日(金)~2024年5月18日(土)
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国20代~60代男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
有効回答数:1,035件(男性517件、女性518件)
出典:株式会社リクルート
構成/こじへい