ハンバーガーの中でも特に素材や味にこだわり、比較的高めの価格設定である「グルメバーガー」と呼ばれるジャンルがある。
リクルートの外食市場に関する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』はこのほど、「グルメバーガー」について、20代~60代の男女1,035人にアンケート調査を実施した結果を発表した。
「グルメバーガー」を「食べたい」人は65.0%、最高額は「1000円以上2000円未満」が最多
「グルメバーガー」について食べた経験および食べたい意向を調べたところ、「食べたことがあり、また食べたい」(21.4%)、「食べたことがあるが、もう食べたくない」(4.7%)をあわせて、「食べたことがある」人は全体の約3割となった。
また、食べた経験のある・なしにかかわらず単純に「食べたい」人は65.0%(「食べたことがなく、食べてみたい」が43.7%、「食べたことがあり、また食べたい」が21.4%の合計)と関心が高いことがわかった。また、「食べたことがある」人の最高額は「1000円以上2000円未満」がボリュームゾーンだった。
「グルメバーガー」に出してもよい金額は「全体」「食べたい」人で大きな差が
「グルメバーガー」に出してもよい金額を、「全体」と、食べた経験のある・なしにかかわらず単純に「食べたい」人で比べたところ、最も割合が高い価格帯は「全体」で「1000円未満」(47.3%)、「食べたい」人は「1000円以上2000円未満」(51.1%)と違いがあった。また、高価格帯の「3000円以上」は、「全体」で2.2%、「食べたい」人で3.0%いることがわかった。関心の高さによって、出してもよい金額に差が出る結果となっている。
食べるときに重視するポイントは「焼きたて」「こだわりのチーズ」「肉の量が多い」
「グルメバーガー」を「食べたい」人に対し、食べるときに選ぶポイントについて聞いたところ、上位は「バンズ/焼きたて」(54.7%)、「パテ以外の具材/こだわりのチーズ」(54.1%)、「パテ/肉の量が多い」(50.8%)で5割を超えていた。「おいしさ」「素材の量」「食べ応え」を主に重視していることがわかった。ほかにも「パテ/100%ビーフ」(45.6%)、「パテ以外の具材/自家製ベーコン」(43.7%)、「パテ以外の具材/オーガニック野菜」(32.2%)などがランクインしているので、「素材の質の高さ」も重視しているようだ。