3.【親が健在な人に聞いた】「遺品整理」について十分に話し合えている人は20人に1人、わずか5.8%
親が健在の293名を対象に「”親の今後”について十分に話し合えていると思う話題」について聞いたところ、「特になし」(34.5%)と「健康状態」(34.5%)の2つが最も多く、次いで「老後の医療・介護ケア」(17.4%)という回答結果になった。
一方、親の死を経験した人が「親との会話の話題として不十分だった」と最も多く回答した「家の片付け・遺品整理」はこの質問ではわずか5.8%に留まり、親が健在なうちは話題の優先度として低いことがうかがえる。
4.【親が健在な人・親の死を経験した人に聞いた】十分に話せていない理由は?
親が健在の293名を対象に、「親の今後について十分に話せていない話題がある理由」について聞いたところ、「話を切り出すタイミングがわからない」(27.3%)、「具体的に何を話せばよいかわからない」(25.9%)「親が将来の話を避ける」(25.6%)が上位回答となった。
また、親の死を経験した人にも「当時十分に会話できなかった理由」について聞いたところ、「親が話題を避けていた」(30.8%)、「話を切り出すタイミングがわからなかった」(29.6%)に次いで「話す必要性を感じていなかった」(28.8%)が上位に挙がった。
親が健在の人の自由回答で「まだ困っていない」「まだ先のことだと思っている」などの回答が目立っていることや、親の死を経験した人が「話す必要性を感じていなかった」と当時を振り返っていることから、親が健在な時期に、親の今後に関する話題を親と話し合うことを重要視していない実態がわかった。
<調査概要>
●死後調査
調査期間:2024年7月2日~7月6日
調査対象:ご両親またはどちらかの死を経験した40歳以上の男女260名
調査方法:インターネット調査
●生前調査
調査期間:2024年7月2日~7月6日
調査対象:ご両親またはどちらかがご健在の40歳以上の男女293名
調査方法:インターネット調査
出典元:みんなの遺品整理(株式会社LIFULL senior)
構成/こじへい