「いつもの場所、いつもの人間関係にばかり触れていると、考え方が偏ってしまう。ときには冒険の旅に出て、自分の好き嫌いの感覚や限界を知ってほしい」――そんな思いのもと、タイやインドネシア、韓国のパワースポットを訪れる開運ツアーを年に数回開催しているフォーチュンアドバイザーのイヴルルド遙華さん。今年6月下旬に実施された3泊5日のインドネシア・バリでの旅を例に、イヴルルド遙華さんがプロデュースするウェルビーイングな旅の魅力を紹介する。
魅力(1) 超レアな開運スポットに行ける
一般の旅行代理店が企画するツアーにはまず組み込まれず、個人旅行で訪れようとしてもなかなかハードルが高い開運スポットに行けること。信頼のおける現地のコーディネイターと常に連絡を取り合い、情報をアップデートしながら、ときには1年以上の月日をかけてリサーチを行うというイヴルルド遙華さん。必ず現地に下見にも行き、安全面の確認はもちろん、参加者が快適かつスムーズに旅を楽しむために欠かせないポイントをチェックしている。
たとえば、今回のバリツアーでは、ペニダ島という離島の洞窟の中にある「ゴア・ギリプトゥリ寺院」を訪問。ここは子宮の洞窟と呼ばれ、大人ひとりがギリギリ通れるほどの狭い入り口から中に入ると、神秘的な巨大空間が広がっている。出口は数百メートルほど進んだ先にあり、内部にある4つの祭壇で順に参拝しながら洞窟を通り抜けることで、「もう一度生まれ変わることができる」といわれている。
こちらは一般のツアーでは見学のみというケースが多いが、イヴルルド遙華さんのツアーでは現地の作法にならい、祭壇でお祈りをするプランになっている。現地のコーディネイターに作法を教えてもらいながら、チャナンと呼ばれる色とりどりの花のお供えを手に取って祈ったり、聖水を浴びたり、いただいた米粒を額などに貼りつけたり。見よう見まねで儀式を何度も行っているうちに、おのずと神聖な気分に。
魅力(2) 伝統療法で浄化&パワーチャージ
ウェルビーイングな旅に欠かせないのが、心身ともに健康になれるような食や伝統療法を体験すること。イヴルルド遙華さんのツアーでは、参加者の学びや気づきにつながるような質の高いプログラムが用意される。
今回のバリツアーでは、畑でオーガニックな野菜を収穫して料理教室に移動し、みんなで調理をして食べるというプログラムを体験。野菜やハーブ、スパイスの効能や使い方を教えてもらいながら、インドネシアに代々伝わる植物の葉や実、根などを用いたジャムウという漢方薬づくりにもチャレンジした。フレッシュで生命力あふれる素材を用いたつくりたての料理は滋味あふれるおいしさで、食べるほどに内側から元気が湧いてくる。私たちの体は食べたものでできているということ、また、何をどのように食べるのかをきちんと選ぶことの大切さを実感したひとときだった。