2024年3月29日にリリースしたアルバム「カウボーイ・カーター」で全米アルバム・チャート8作連続の初登場1位を記録したほか、黒人女性として史上初の全米カントリー・アルバム・チャート1位という快挙を達成したビヨンセ・ノウルズ・カーター。
そんな彼女と、ラグジュアリーブランドグループ「LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン」の子会社であるモエ・ヘネシーは、共同で革新的な新しいウイスキー「SirDavis(サーデイヴィス)」を開発した。
すでに2024年8月21日よりモエ ヘネシー 公式ヤフー店 (https://shopping.geocities.jp/moet-hennessy-s1/sirdavis/ )にて予約注文の受付が始まっており、2024年9月4日より東京都内のホテル、レストラン、バーおよび、百貨店などで順次販売が開始される予定だ。希望小売価格は1万1550円(税込)。
海外ではロンドン、パリの一部店舗、全米の小売店及び一部の空港(ロサンゼルス国際空港/NY JFK国際空港)で販売予定。
「SirDavis」の誕生と開発の背景
サーデイヴィスは、ジャパニーズウイスキー愛好家であるビヨンセ・ノウルズ・カーターが、理想とするウイスキーを具現化したオンリーワンの味わいを実現するため、モエ・ヘネシーに協力を依頼。数年の歳月をかけて完成したものだ。
一方、モエ・ヘネシーはアメリカのウイスキー市場で存在感を高めるべく模索を続けており、世界をリードするラグジュアリーグループとビヨンセ・ノウルズ・カーターとのパートナーシップは、まさに運命的なタイミングだったという。
「私は上質なウイスキーを味わうときに感じるパワーとみなぎる自信に魅せられ、より多くの人にこの世界を体験してもらいたいと思っていました」とサーデイヴィスの創設者ビヨンセ・ノウルズ・カーターは述べている。
サーデイヴィスは、禁酒法時代のアメリカ南部で農業を営みながら密造酒を造っていたデイヴィス・ホーグ(ビヨンセ・ノウルズ・カーターの父方の曽祖父)に敬意を表して命名された。
彼は杉の木の節々にウイスキーのボトルを隠し、友人や親族がそれを見つけて楽しめるようにしていた。
ビヨンセ・ノウルズ・カーターは、曾祖父の行動にインスピレーションを受け、伝説的なウイスキーブランドを作るというアイデアを実現する。そして4世代を経て、そのレガシーは蘇った。
サーデイヴィスのボトルは杉の木に隠されることなく、各国の酒販店の最も上の棚に並べられるはずだ。
LVMH会長兼最高経営責任者のベルナール・アルノー氏は、次のように話す。
「サーデイヴィスは、単に我々が誇る並外れたアメリカンウイスキーというわけではありません。これは、LVMHとビヨンセ・ノウルズ・カーターが共有するクラフトマンシップ、伝統、革新に対する揺るぎない献身の証でもあります」
■ライ麦51%・モルト大麦49%というアメリカンウイスキーの世界でも極めて珍しい原料比を採用
モエ・ヘネシーは、スコッチウイスキーブランドのグレンモーレンジィやアードベッグを手がけ、世界で最も多くの賞を受賞し高く評価されているマスターディスティラーの一人であるビル・ラムズデン博士を、サーデイヴィスの制作の陣頭指揮に抜擢。
ビル・ラムズデン博士は、ライ麦51%・モルト大麦49%という、アメリカンウイスキーの世界でも極めて珍しい特注のマッシュビルを選び、このウイスキーの骨格となる原料として使用した。
そして、伝統的なウイスキーづくりの技術を組み合わせることで、ジャパニーズウイスキーやスコッチウイスキーを彷彿とさせるエレガントな口当たりとテクスチャーを実現しながらも、クラシックなアメリカンライ麦特有の力強く深みのある風味を併せ持つウイスキーを完成させた。
「私たちはサーデイヴィスでこのカテゴリーの常識に挑戦し、新しいものを打ち出そうと考えました」とビル博士は語る。
「独特な原材料選択と珍しいシェリー樽での二次熟成により、大胆で洗練されたサーデイヴィス独自の味わいを実現することができました」
モエ・ヘネシーとビヨンセ・ノウルズ・カーターが共有する卓越性へのコミットメントが、このパートナーシップと製品づくりの鍵となった。
サーデイヴィスの品質を検証するため、このウイスキーは発売前に匿名で数々の権威あるスピリッツコンペティションに出品された。
サーデイヴィスは、2023年SIPアワードのアメリカンウイスキー部門でクラス最高賞を受賞。この賞は、各カテゴリーで最高得点を獲得したプレミアムスピリッツにのみ与えられるもので、SIPの消費者審査員から最高評価を得ている。
その他、2023年ニューヨーク・インターナショナル・スピリッツ・コンペティションで金賞(95点)、2023年アルティメット・スピリッツ・チャレンジで93点を獲得している。
■ビヨンセはラグジュアリーな世界観を表現したボトルデザインもディレクション
ビヨンセ・ノウルズ・カーターは、ボトルデザインのアートディレクションも手がけた。人目を惹く背の高いボトルには、意図的なデザインが組み込まれており、ラグジュアリーな世界観を表現している。
サーデイヴィスのボトルは印象的で清潔感があり、ストライプ状に溝が刻まれたガラスは光を美しく捉え、琥珀色の液体を際立たせている。また、強さと敬意の象徴であり、ビヨンセ・ノウルズ・カーターの生まれ故郷であるテキサスを象徴する、堂々とした青銅の馬が描かれた黒いメダリオンも特徴的だ。
■テイスティングノート
・色合い
コパ―からリッチなマホガニー色
・香り
新鮮なセビリアオレンジと、トフィー風味のバタークリームのトップノートがクラシックな樽のスパイスを与え、シナモンと濃厚な赤い果実が絡み合うクローブが香る
・味わい
51%のライ麦と49%の大麦が使用されたマッシュビルをシェリー樽で二次発酵させることにより、濃い赤系果実とクローヴやシナモンなどのスパイスが何層にも重なった、シルキーで洗練された味わいを実現
商品概要
商品名/サーデイヴィス シグネチャー
希望小売価格/1万1550円(税込)
容量/700ml
アルコール度数/44度
熟成樽/アメリカンオーク樽、シェリー樽
発売日/9月4日より順次発売
販売先/東京都内のホテル、レストラン、バー、百貨店など
関連情報
https://www.sirdavis.com/ja
構成/清水眞希