年々増えているSNS利用者。若い世代にとっては、生活と切り離せないツールとなってきている。ではシニア世代の利用状況はどうなっているのだろうか。
NTTドコモの企業内研究所であるモバイル社会研究所は、シニアのSNS利用に関する調査レポートを発表したので、結果をお伝えしよう。
シニアのSNS利用率、LINEが最も高く種類を問わずSNS利用者は外出頻度が多い
シニアがどのくらいSNSを利用しているか、その結果(全国60~80代)は図1の通り。LINEの利用が高く、同年代で比べると女性がより高い傾向がみられる。それ以外のサービスでは、60代男性のFacebook、女性のInstagramの利用率2割であった。
次にシニアのSNSの利用に関して、経年変化(関東60~70代)で見たのが、図2だ。LINEが2ポイント上昇している。
最後に各SNS利用者と未利用者に分け、外出頻度を比較。図3の通り、シニアにおいてはサービスに関係なく、SNS利用者の方が外出頻度は多い結果に。なお、この傾向は各年代別に分けても、SNS利用者の方が、外出頻度が多かった。
SNSは連絡手段や情報の共有など、日々の活動と関連している。そのため、日々の活動が活発なシニアがSNSを利用しているのではないだろうか。
調査概要
調査名:2024年シニア調査
調査方法:訪問留置調査
調査対象:全国・60~84歳男女
有効回答数:1,130
サンプリング:QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県の人口分布に比例して割付。
調査時期:2024年1月
構成/Ara