8月22日、GoogleはPixel 9シリーズより先行して「Pixel 9」と「Pixel 9 Pro XL」を発売する(「Pixel 9 Pro」「Pixel 9 Pro Fold」は9月4日発売予定)。
価格はGoogleストアでは「Pixel 9」12万8900~、「Pixel 9 Pro」15万9900~、「Pixel 9 Pro XL」17万7900~、「Pixel 9 Pro Fold」25万7500~となっている。
フラッグシップモデルでありながら10万円以下で購入できたPixel 7から2年。安さが売りのPixelシリーズは見る影もなくなり、ライバルiPhone 15シリーズと同価格帯での販売となる。
「同じ値段ならiPhoneを買うかも…」と思うかもしれないが、むしろ同じ値段ならPixelシリーズを買った方がいいかもしれないというポイントがある。それが「自撮り」性能だ。
自撮り性能はPixelに軍配
「Pixel 9 Pro」「Pixel 9 Pro XL」の前面カメラは4200万画素
「Gemini」が搭載されるなど生成AI方面で注目を集めているPixel 9シリーズだが、その有用性は依然として未知数だ。
多くのユーザーにとってはいまも使っている機能がどれほどスペックアップしたかの方が重要だろう。その論点として、最も強調したいのが自撮り性能である。
「Pixel 9 Pro」「Pixel 9 Pro XL」と前モデル「Pixel 8 Pro」の前面カメラの比較は次の通りだ。
「Pixel 9 Pro」「Pixel 9 Pro XL」の前面カメラ性能
・42 メガピクセル Dual PD 自撮りカメラ(オートフォーカス機能付き)
・絞り値 ƒ/2.2
・ウルトラワイド画角 103°
「Pixel 8 Pro」の前面カメラ性能
・10.5 メガピクセル Dual PD 自撮りカメラ
・ピクセル幅 1.22 μm
・絞り値 ƒ/2.2
・オートフォーカス
・ウルトラワイド画角 95°
(Googleストアより)
画素数が1050万画素から4200万画素へと4倍にも格段に進化していることが分かる。そして画角も8°広くなっている。
つまり自撮りがこれまでに比べ、よりキレイでより広範囲を捉えることができるようになったのだ。
「Pixel 9 Pro」「Pixel 9 Pro XL」の自撮り性能の高さは「Pixel 8 Pro」と比較した話だけではない。
ライバルであるiPhoneシリーズの最新モデル「iPhone 15 Pro」と比較しても圧倒的だ。
「iPhone 15 Pro」の前面カメラ性能 ※iPhone 15 Pro Maxも同様
・12MPカメラ
・ƒ/1.9絞り値
(Appleより)
前面カメラの性能に至っては「Pixel 9 Pro」「Pixel 9 Pro XL」は「iPhone 15 Pro」の約4倍の性能を秘めていることになる。
前面カメラを使って撮影することは多い人にとっては、この性能差は「Pixel 9 Pro」「Pixel 9 Pro XL」を選ぶ大きな動機になるに違いない。
なお、Pixel 9シリーズでも「Pixel 9」の前面カメラは10.5メガピクセル(1050万画素)なので注意してほしい。
文/DIME編集部