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「ごめんなさい」は敬語じゃなかった!?覚えておきたいビジネスシーンで使える言い換え表現

2024.10.04

ビジネスメールで伝える「ごめんなさい」の気持ち

ビジネスメールで「ごめんなさい」という気持ちを伝えるとき、社外向けと社内向けで使う表現は異なります。

ここでは、謝罪を伝えるビジネスメールについて、社外向けと社内向けの例文をご紹介します。

■社外向けメールの例文

社外向けのメールでは、謝罪の表現はもちろん、なぜ謝罪をする事態になったのかを説明する必要があります。また、今後はどのように改善し、再発防止をするかも書くことが大切です。

具体的な内容がなければ、どれだけ謝罪の表現が良くても信頼を回復できないでしょう。形式的な謝罪ではなく、真摯な印象を与えるように工夫してください。

社外向けのメールは、取引先企業とお客様宛てに分けてご紹介します。

(取引先企業宛ての例文)

【件名】納品遅延についてのお詫び

株式会社〇〇
△△様

いつも大変お世話になっております。
株式会社〇〇のxxです。

〇〇につきまして納品が大幅に遅れており、大変ご迷惑をおかけしております。

本来であれば〇月〇日にお届けすべきところ、当方の発注ミスにより、遅延してしまいました。謹んでお詫び申しあげます。

現在、早急に手配を行っており、本日の13時までには弊社へ納品される予定です。

商品が到着し次第、本日中に貴社へお届けさせていただきます。ご都合はよろしいでしょうか。

今後、同じようなことが2度と起こらないよう、早急に対策強化を進める所存でございます。

何卒ご容赦くださいますよう、お願い申しあげます。

(お客様宛ての例文)

【件名】商品不具合のお詫び

〇〇様

日頃より弊社製品をご愛用いただき、誠にありがとうございます。

株式会社〇〇 カスタマーサポートのxxと申します。

お買い上げいただきました「△△」につきまして、お詫びと今後の対応をお伝えしたくご連絡いたしました。

この度お買い上げいただきました「△△」の不具合につきまして、ご不便をおかけしてしまい、深くお詫び申しあげます。

現在、原因の特定を進めておりますが、今後このような事態にならないよう、早急に改善案を検討し、改良に取り組む所存でございます。

また、代替品となる商品を本日発送させていただきました。

明後日の午前中には〇〇様のお手元に到着する予定です。

メールでのお詫びとなってしまい、申し訳ございません。取り急ぎ、お詫びと代替品の発送についてご報告申しあげます。

■社内向けメールの例文

社内向けに、謝罪の気持ちを伝える場合、ちょっとしたミスや会合欠席などのお詫びであれば、「申し訳ありません」「失礼しました」といったフレーズを使いましょう。

あまりに堅苦しい敬語表現を使うと、大げさな印象を与え、かえって謝罪の気持ちが伝わりにくくなります。

社内向けメールの例文は、次のとおりです。

【件名】メール誤記載のお詫び

〇〇様

お疲れ様です。営業部の△△です。

先ほどお送りしたメールに誤記がありましたので、お知らせいたします。

申し訳ありませんが、先ほどのメールは削除してください。

このあと、正しいメールを再送いたします。

不注意によりご迷惑をおかけして、申し訳ありません。今後は同じ間違いをしないよう、よく確認してお送りします。

引き続きよろしくお願いいたします。

「ごめんなさい」の使い方に注意しよう

「ごめんなさい」は敬語表現ではないため、ビジネスシーンでは使わないようにしましょう。使うのは、親しい同僚や友人にちょっとしたミスを詫びるときや、プライベートな場面に限られます。

ビジネスで「ごめんなさい」に代わる謝罪の言葉を使う場合、「申し訳ございません」「失礼いたしました」「お詫び申しあげます」といった表現があります。シーンに応じて、適切に使いましょう。

取引先やお客様などに対して重大なミスを謝罪するときは、最上級の敬語を使うことが必要です。謝罪の際は具体的な内容を示し、今後の対策も伝えることを忘れないでください。

構成/須田 望

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