イマドキの高校生に聞いた一度やってみたいアルバイト、3位巫女さん、2位カフェスタッフ、1位は？

夏休みを利用して初めてアルバイトに挑戦した高校生は多いと思う。では、イマドキの高校生にはどのようなアルバイトが人気なのだろうか。

30年に渡り、ティーンに特化したマーケティング＆プロモーション支援を提供するアイ・エヌ・ジーは、流行に敏感な関東の高校生男女にトレンド調査を実施している。

渋谷トレンドリサーチは、回収したデータに基づき、渋谷を拠点に運営するINGteens高校生メンバーの生の声を反映し、「高校生のアルバイト」に関する調査結果を発表したので、詳細をお伝えしよう。

選ぶ基準は「時給の高さ」！高校生が一度はやってみたいアルバイトは「映画館スタッフ」

最初に、「現在のアルバイト」について質問したところ、65%の高校生が「現在アルバイトをしている」と回答した。

一昨年の同調査ではアルバイト経験がない高校生が約半数強であったが、コロナ禍での行動制限がなくなり、カフェ巡りや推し活などの趣味のためやスキルアップのための社会経験として始める他、交友関係の構築や経済的な面、社会貢献などさまざまな理由が挙げられている。

続いて「アルバイトを選ぶ基準」について聞いたところ、1位は「時給の高さ」であった。やはり働く上で、お金を稼ぐという目的でアルバイトを始めた高校生が多く、外せないポイントのようだ。

2位に「シフトの融通がきくか」、3位には「雰囲気の良さ」がランクイン。一昨年に行った同調査に引き続き5位まで同様の結果となった。

また、8位に同率ランクインしている「まかないが出るか」「割引制度があるか」など、そのアルバイト先ならではの福利厚生やサービスも重要視されていることが分かる。

続いて「一度はやってみたいアルバイト」について聞いたところ、1位は「映画館スタッフ」がランクイン。一昨年の同調査から1ランクアップしての入選となった。

「映画が好きだから関わってみたい」（高3・女子）といった意見が多く寄せられ、好きなことを仕事にすることで意欲的に働きたいという思いがあるのかもしれない。

常に上位に入る「カフェスタッフ」は2位に入選。3位は今年初ランクインとなった「 巫女さん」。

「珍しいバイトだし制服も可愛くて興味がある」（高3・女子）などの意見が散見され、9位の「球場の売り子」など普段着れない制服や他では体験できない仕事にも憧れがあるようだ。

最後に「アルバイトをして成長したこと」について質問したところ、アルバイトを通して、社会に触れる機会が増えコミュニケーションや自己管理に成長を感じられたといった意見が多く寄せられた。

・自分がお客側になったときにもっと優しくしようと思った。（高3・女子）
・敬語など言葉遣いが改善できた。（高2・女子）
・人見知りがなくなった！（高3・女子）

・責任感が強くなった。（高3・女子）
・サボりが少なくなった、1日の生活リズムが整った。（高3・女子）
・忍耐力が上がった。（高3・女子）