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「クルーズコントロール」「ACC」「車線維持支援システム」家族との長距離ドライブでよく使う安全運転支援システムは?

2024.08.24

長距離ドライブで高速道路走行時、ACC搭載車ドライバーの41%が「ACCを道路状況・疲労状態次第で使用」

長距離ドライブで高速道路を走行する際、搭載されている安全運転支援システムをどのように使っているか聞いたところ、クルーズコントロール(搭載されている人327名)と追従型クルーズコントロール(ACC)(搭載されている人161名)では「道路状況・疲労状態次第で使う」(順に39.8%、41.0%)が最も高くなった。

他方、車線維持支援システム(搭載されている人356名)では「道路状況・疲労状態に関係なく使う」(43.0%)が最も高くなった。昨年の調査結果と比較すると、クルーズコントロールを「道路状況・疲労状態に関係なく使う」と回答した人の割合は、2023年26.9%→2024年32.1%と5.2ポイント上昇した。

安全運転支援システムを道路状況・疲労状態次第で使うという人に、どのようなときに使っているか聞いたところ、クルーズコントロールを使う人(130名)では「交通量が少ないとき」(57.7%)が特に高くなり、「疲れたとき」(34.6%)が続いた。

追従型クルーズコントロール(ACC)を使う人(66名)では「交通量が少ないとき」(47.0%)が最も高くなり、「交通量が多いとき(渋滞除く)」「ノロノロ運転程度の渋滞のとき」(いずれも27.3%)が続いた。

車線維持支援システムを使う人(98名)では「交通量が少ないとき」(42.9%)と「疲れたとき」(38.8%)が高くなり、「ノロノロ運転程度の渋滞のとき」(21.4%)が続いた。

家族で行く長距離ドライブに掛けてもいいと思う金額は?

全回答者(1,000名)に、家族で日帰りの長距離ドライブに行く際、いくらくらいなら掛けてもいいと思うか聞いたところ、「5,000円~10,000円未満」(24.9%)や「10,000円~15,000円未満」(33.3%)に回答が集まり、平均は13,543円となった。

過去の調査結果と比較すると、平均は2021年13,108円→2022年13,524円→2023年13,643円→2024年13,543円と、2021年以降続いていた穏やかな増加傾向は一服する形となった。

また、家族で宿泊を伴う長距離ドライブに行く際、いくらくらいなら掛けてもいいと思うか聞いたところ、「10,000円~20,000円未満」(19.3%)、「20,000円~30,000円未満」(14.0%)、「30,000円~40,000円未満」(17.0%)、「50,000円~60,000円未満」(21.4%)などに回答が分かれ、平均は40,272円となった。

過去の調査結果と比較すると、平均は2023年39,093円→2024年40,272円と1,179円増加した。物価高騰による宿泊費や飲食費の上昇が背景にあるのではないだろうか。

高速道路周遊割引の認知率は54%、利用経験率は24%

高速道路各社では、利用期間中に対象エリアの高速道路料金が定額で乗り降り自由となる、周遊割引(周遊パス)を販売している。

全回答者(1,000名)に、高速道路の周遊割引を利用したことがあるか聞いたところ、「利用したことがある」が24.2%、「利用したことはないが、周遊割引があることは知っていた」が30.0%で、合計した『知っていた(計)』は54.2%となった。また、「周遊割引があることを知らなかった」は45.8%となった。

男女・年代別にみると、『知っていた(計)』の割合は、40代男性(64.1%)が最も高くなった。また、「利用したことがある」の割合は、20代・30代男性(37.5%)が最も高くなった。

居住エリア別にみると、「利用したことがある」の割合は、九州・沖縄(32.3%)が最も高くなり、北海道・東北(31.6%)、東海(25.7%)が続いた。

高速道路の電光掲示板に渋滞情報が出ていたときの行動は?

全回答者(1,000名)に、高速道路の電光掲示板に渋滞情報が出ていたら、どのようにすることが最も多いか、渋滞の長さ別に聞いた。

その結果、【5kmの渋滞のとき】と【10kmの渋滞のとき】では「ルート変更せずそのまま走行を続ける」(5kmの渋滞72.0%、10kmの渋滞41.7%)が最も高くなり、【20kmの渋滞のとき】【30kmの渋滞のとき】【40kmの渋滞のとき】では「一般道に降りて走行を続ける」(20kmの渋滞32.6%、30kmの渋滞40.0%、40kmの渋滞44.8%)が最も高くなった。渋滞20km以上になると、高速道路の渋滞を回避して一般道に降りることを選択する人が多いようだ。

高速道路の電光掲示板の“赤色の▲マーク”“緑色の▲マーク”の意味は? 正答率はいずれも1割未満

高速道路の電光掲示板には、渋滞の長さや所要時間の表示とともに、赤色や緑色の▲マークが表示されることがある。赤の三角は渋滞が増加傾向、緑の三角は渋滞が減少傾向であることを示し、ドライバーが経路の変更などの運転計画を検討するために役立つ。この▲マークの意味を知っている人はどのくらいいるのだろうか。

“渋滞●●km ●●分”の横に表示される赤色の▲マークが示している内容としてあてはまると思うものを聞いたところ、「わからない」(45.1%)に次いで、「事故による渋滞であること」(32.5%)が高くなり、正しい回答である「渋滞が増加傾向であること」は7.5%となった。

次に、“渋滞●●km ●●分”の横に表示される緑色の▲マークが示している内容としてあてはまると思うものを聞いたところ、「わからない」(56.4%)に次いで、「工事による渋滞であること」(15.2%)が高くなり、正しい回答である「渋滞が減少傾向であること」は9.6%となった。赤色、緑色いずれの▲マークについても、正しい意味を知っている人は1割に満たない結果となった。

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