日々たくさんの商品が発売されている、シャンプーや洗剤、歯磨き粉といった「日用品」。用途は同じでも、品質や効果、パッケージが異なる様々な商品が各社・各ブランドから展開されている。
では、一人暮らしの女性たちは、どんな日用品を日々愛用しているのだろうか?
インターネット総合ショッピングモール「Qoo10」を運営するeBay Japanはこのほど、全国の一人暮らしをしている女性500名を対象に「日用品の買い替えに関する調査」を実施し、その結果を発表した。
今年度、日用品を違う商品に買い替えた人は約半数!
たくさんの選択肢がある日用品。シャンプー、ハンドソープ、日焼け止めなど、いつも決まったお気に入りの商品を買っている人もいれば、使い切るたびに次はどんな商品を買うか考えるという人もいるのではないだろうか。
2024年4月以降に、違う商品に買い替えた日用品はあるか聞いたところ、半数以上が今年度に入ってから買い替えた日用品があることがわかった。具体的に買い替えた商品1位は「シャンプー、コンディショナー(29.6%)」、2位は「ボディソープ、ハンドソープ(19.8%)」となった。
買い替えた理由は「気になる商品に出会ったから(新商品を除く)(23.9%)」が1位に。それまで使っていた商品に何か不満があったわけではなく、気になる商品を試してみたいという女性は一定数いると考えられる。
今年度に入って、日用品を違う商品に買い替えた人に具体的なエピソードを募った。自身の悩みの変化や季節の変化に合わせて商品を選んでいる人もいれば、価格の安さやセット売りなどお得さが決め手になって違う商品に挑戦したという人もいた。
■新しく買ったものとその決め手は何?日用品の買い替えエピソード10選
・新しいシャンプー。香りが良かった(東京都・21歳)
・肌のべたつきが気になり始めたので、さっぱり系の化粧水に変更した(福井県・28歳)
・肌のトーンアップだけじゃなく、美白効果がある日焼け止めが新商品として出ていたので購入(愛知県・31歳)
・アミノ酸シャンプーを使ってみたかったが、高い価格の商品は手が出しにくいため、手頃なブランドの商品を購入(埼玉県・33歳)
・以前から気になっていたシャンプーの新商品がセットでお買い得になっていたので購入(東京都・35歳)
・洗顔料。本体と詰め替え用がたくさん半額になっていたので、まとめ買いしてしまった(大阪府・40歳)
・ボディソープ。いつも使っているものよりも値段が安くなっており、香りも気分転換になると思ったので購入(北海道・24歳)
・いつも買っている歯みがき粉がなくなり、安売りしていた商品を全フレーバー試した(茨城県・46歳)
・チーク。年齢を重ねたらツヤのあるものが良いと聞いて、買い替えた。周りからも評判が良い(東京都・40歳)
・暑い時期になるとオールインワンクリームのベタつきが気になり、以前試供品を使って使い心地が良かった乳液に変えた(東京都・59歳)
物の買い替えは安定派?挑戦派?挑戦派の意見は「より良いものを求めて新製品をどんどん試す」
物を買い替えるときは、同じ商品を繰り返し買う「安定派」か、毎回違うものを買うことが多い「挑戦派」か聞いたところ、約8割が「安定派(35.0%)」「どちらかというと安定派(45.2%)」と回答した。
理由としては「好きなものを見つけるまでは色々買ってみるが、気に入ったら長く使うことが多い(東京都・53歳)」「自分に合うものがあったらそれを使い続けたい(茨城県・25歳)」という意見が寄せられた。一方、挑戦派からは「新製品をどんどん試す。今より良いものを求めるから挑戦派(東京都・47歳)」「同じものだと飽きてしまう(岐阜県・31歳)」という声が寄せられた。安定派も挑戦派も、自分に合った商品に出会いたいという目的は共通しているのかもしれない。
物の買い替えは「安定派」が多い結果となったが、「日用品を選ぶとき新商品を衝動買いした経験がある」という人は、約3割となった。基本的には安定派であっても、偶然出会った新商品を手に取り、購入した経験がある人は一定数いることがわかった。衝動買いした理由を聞いたところ、3割以上が「品質に期待できたから(36.9%)」と回答。ただ新しいだけではなく、品質や価格に価値を感じるかどうかも購入を決めるポイントであるようだ。
どんなタイミングで新商品を手に取りたくなるかも聞いたところ「セール中(25.6%)」「店頭の掲示を見たとき(22.2%)」が上位となった。
この夏新しく買い替えたい日用品が何かを聞いたところ、1位は「シャンプー、コンディショナー(13.4%)」でした。気分を変えたい、夏ならではの商品に変えたいという声があった。
【理由】
シャンプー、コンディショナー(13.4%)
・季節の変わり目に新しい香りにしたい(東京都・21歳)
・新作を買いたい(山口県・22歳)
・色々なものを試したい気持ちがあるから(埼玉県・25歳)
スキンケア用品(8.6%)
・夏用にさっぱり系のものに変えたい(東京都・35歳)
・肌質が変わってきたから(東京都・44歳)
・季節によって変えているから(愛知県・24歳)
日焼け止め(8.4%)
・毎年より品質の良い日焼け止めが発売されているので、良いものに出会ったら買い替えたい(東京都・34歳)
・リニューアルされた商品を見ると変えたくなる(愛知県・36歳)
・スプレーの日焼け止めを買いたい。手軽に使えるため(東京都・46歳)
ボディソープ、ハンドソープ(8.0%)
・季節によって肌の乾燥度合いが変わるから(東京都・48歳)
・しっとりからさっぱりに変えたい(千葉県・52歳)
メイク用品(7.4%)
・アイメイクの雰囲気を変えたいから(東京都・29歳)
・常にトレンドも押さえておきたいから(北海道・41歳)
日用品を買うとき重視すること「コスパ」「効果・使い心地」「保管・収納しやすさ」 品質優先派と価格優先派はほぼ半々の結果に
毎日消耗していく日用品。買うときに何を重視しているか聞いたところ、約6割が「コストパフォーマンス(63.6%)」「効果・使い心地(59.6%)」と回答した。毎日使うからこそ、自分に合った品質の商品であることと、コストパフォーマンスのどちらも気になるという女性は多いのかもしれない。
日用品を買うとき、価格がやや高く品質が良いものか、少しでも価格が安いものならどちらを選ぶかを聞くと、回答はほぼ半々で、「品質が良いもの(51.8%)」を選ぶ人がやや多い結果となった。一人暮らしの女性にとっては、品質の良さもコストパフォーマンスもどちらも大切であるということがうかがえる。
一人暮らし女性が常に予備を買っておく日用品「トイレットペーパー」「シャンプー、コンディショナー」
日用品といえば、思いがけずストックが尽きてしまった、買ってあると思ったらもう最後の一つだった、という経験がある人も多いのではないだろうか。常に予備を買っておく日用品はあるか聞いたところ、「トイレットペーパー(61.2%)」「シャンプー、コンディショナー(55.0%)」は半数以上の女性が買っておくと回答。他にも幅広いジャンルの日用品に票が入り、一人暮らしだからこそ、必需品はストックが切れないよう気にしている女性は多いと考えられる。
■日用品の買い替え・補充に関する失敗エピソード10選
・トイレットペーパーがないと思って買ってきたら、家に十分あったこと(愛媛県・21歳)
・トイレットペーパーが一つもなくなったことにトイレで気づく(群馬県・31歳)
・買いだめしていたことを忘れ、安いときに日用品を買ってしまう(熊本県・28歳)
・ラップを買おうと思い店に行ったのに、他に気になる商品を見つけてラップを買うのを忘れてしまった(東京都・37歳)
・歯ブラシの替えがあると思って捨てたが、替えがなかった(北海道・37歳)
・キッチンペーパーをトイレットペーパーと間違えて購入(東京都・42歳)
・「また今度でいいか」が続き、安売りのタイミングを逃す(愛媛県・43歳)
・まとめ買いをしすぎて収納場所がない(福井県・28歳)
・ティッシュを買い忘れて、ポケットティッシュを鞄から探しだす(北海道・36歳)
・パッケージが気に入った商品は、まだ使えるものが残っていても買ってしまう。その後もっと気に入るパッケージの商品が見つかることもあり、早く使い終わるのが待ち遠しい(京都府・54歳)
なくなっていることを忘れて買いそびれてしまったり、反対にまだストックがあるのに買いすぎてしまったり、しまう場所に困ったりと、共感できる様々なエピソードが寄せられた。
<調査概要>
「日用品の買い替えに関する調査」
調査期間:2024年6月27日~6月28日
調査対象:全国の一人暮らしをしている20代~50代女性 計500名
調査方法:インターネット調査
調査会社:株式会社ネオマーケティング
構成/こじへい