三井不動産レジデンシャルは、東京都港区において、シニアレジデンス「パークウェルステイト」のフラッグシップ物件となる「パークウェルステイト西麻布」を2024年10月1日に開業すると発表した。
シリーズ最高峰のフラッグシップとして品格ある外観デザイン・美しい水景と自然豊かなプライベートガーデン
パークウェルステイト西麻布は、港区西麻布四丁目に位置する、地上36階、総居室数400室の超高層大規模シニアレジデンス。
西麻布の立地特性を生かし、周辺の街並みと調和がとれた品格のある外観のデザインに加え、低層棟、高層棟の頂部に設置した大庇をライトアップすることで、シンボリックな美しい外観デザインを強調し、都心に新たな風景を創り出すことを志向しているという。また、グランドエントランスから六本木通りに面して常緑樹を多く植栽する等、周辺環境にも配慮した計画としている。
外構は、空地率50%の美しい水景と豊かな緑を感じるプライベートガーデン等を用意。プライベートガーデンでは、夫婦桜をはじめ、秋には紅葉が楽しめるいろは紅葉等、季節とともに花を咲かせる草木に満ちており、四季の移ろいを感じながら過ごせると謳っている。
また、緑、水と石材を融合させたガーデンデザインを実現するべく、日本の伝統的な石材である「伊達冠石」や「庵治石」を、水景を囲うように配置。ガーデンの中心に配した水景は、「動」と「静」をコンセプトにした2つのカスケードから流れる水の音が心地よく響き、美しい風景と調和して都心でありながら自然を身近に感じられる空間設計が目指されている。
健康促進に繋がるスパ・フィットネスエリアや文喫と連携したライブラリーなどライフスタイルにあわせた多彩な共用施設
物件内には、ライブラリー、カラオケルーム、マージャンルームなど様々な共用施設を設置している。
ライブラリーは、六本木の書店「文喫」監修のもと、1,800冊以上の蔵書を有し、本の購入ができるのはもちろん、定期的なイベント開催や入居者に向けた書籍の相談サービスも提供する予定。その他にも入居者同士の交流やゲストとの歓談に利用できるロビーラウンジや、約2,200 m²の緑豊かなプライベートガーデン、自然に触れながら朝食や喫茶を楽しめるティーパビリオンを用意しているという。
9階にあるスパ・フィットネスフロアは、ウェルネスプール、フィットネスジム、リラクゼーションラウンジ、大浴場という4つのゾーンから構成され、それぞれを組み合わせることで健康増進のサポートをするとのこと。また、これらの共用空間は、建物内でも自然とのつながりを感じられるバイオフィリックデザインをテーマにしており、外部の緑や光を建物内部へ取り込む設計としている。
最上階のスカイダイニングで楽しめる帝国ホテル提供のダイニングサービス
予約不要で毎日利用可能なダイニングは35階に位置し、帝国ホテルが調理・サービスを提供。専属シェフが味、栄養バランス、健康に配慮したメニューを、和食・洋食・中華を入れ替えながら日々用意し、入居者は複数のメニューの中から好きなものを選べるという。なお、ディナーは好きな料理を組み合わせるプリフィックススタイルを採用するとのこと。
36階には、プライベートダイニングを3室用意し、帝国ホテルのコースメニューが味わえる食事会はもちろん、部屋に備え付けのライブキッチン(1室)を活用して、入居者が料理人を招へいできる特別な食事場所として利用できるという。さらには、1階のティーパビリオンにおいても、帝国ホテルのシェフが焼き上げたパンを楽しめるビュッフェスタイルの朝食を提供するとのことだ。
共用部および全居室へ顔認証システム導入
本物件では、共用部および全一般居室へ顔認証システムを導入。また、顔認証により個人を識別することで、事前に共有しているアレルギー情報の確認や、その場での会計手続きが不要になることに加え、大浴場など特定の場所における長期滞在者の把握や安否確認システムへの連携により、入居者の利便性と安全性の向上に寄与しているという。
日々の健康管理から緊急時の対応まで安心の医療・介護サービス
医療法人社団慶永会によるクリニックを併設し、日常診療に加えて、定期的な健康診断や入居者専用時間における健康相談対応なども行うという。
看護・介護サービスは、品質の高い介護サービスに定評のある、東京海上日動ベターライフサービス株式会社が提供。レジデンスには看護スタッフ・介護スタッフが24時間体制で常駐し、日々の健康相談から体調不良時のサポートを行うとのことだ。
介護が必要になった際には、介護専用フロアを利用することで、専任ケアスタッフによる介護サービスを受けることが可能。介護が必要になった場合でも、帝国ホテルが体調に合った食事を提供するという。さらに、東京海上日動ベターライフサービスによる介護保険事業所「TOKIORI」を同一建物内に開設し、訪問介護から家事代行まで、入居者それぞれのニーズに応じたサービスを提供するという。
<「パークウェルステイト西麻布」概要>
所在地 東京都港区西麻布4丁目17-24
敷地面積 7,018.51m²
延床面積 45,984.79m²
構造・規模 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造・地上36階地下1階建
居室数 400室
住戸面積 一般居室:約39m²~約142m² 介護居室:約22m²~約35m²
スケジュール 【着工】2021年5月【竣工】2024年6月【開業】2024年10月
設計・施工 株式会社大林組
外観デザイン 株式会社日建ハウジングシステム、株式会社ミサワアソシエイツ一級建築事務所
インテリアデザイン 株式会社日建設計
外構デザイン SWA Group
介護・看護パートナー 東京海上日動ベターライフサービス株式会社
医療連携 医療法人社団慶永会
ダイニング運営 株式会社帝国ホテル
関連情報
https://www.mfrw.co.jp/parkwellstate/nishiazabu/
構成/こじへい
「羽鳥慎一モーニングショー」で大反響!高級シニアレジデンスのすべてがわかるガイド本が話題
シニアレジデンスはリスクを回避するだけでなく、楽しみを享受する場へと進化しているが、取材を通して、入居する側の意識も既成概念にとらわれていないことに驚かされた。 新発想の活用術の一部を紹介したい。
やりたいことを追求するための多拠点生活
いざというときのためのセカンドハウス
自宅はそのまま維持し、レジデンスの機能を選択し、利用するスタイル。利点は必要な機能を必要なときに活用できること。ゆっくりと家財整理や引っ越しの準備が行なえ、元気なうちにレジデンスのスタッフや入居者とのコミュニケーションを構築でき、体調不良時やワクチン接種時の不安解消や、趣味等での共用施設の活用、関心のあるアクティビティやイベントへの参加などが挙げられる。
夫婦2室で自由に行き来する
〝住み心地〟や〝快適さ〟に直結するのが居室の広さ。30m²超が当たり前となってきたが、夫婦で暮らすとなると狭い。そんなときに活用したいのが夫婦で隣接した2室を借りるというアイデア。一方を寝室、一方をリビングとして使うケースもあれば、日中はどちらかの部屋で過ごし、寝るときは互いの居室に戻るというケースもある。適度な距離感が保てるうえ、互いの時間も尊重できる。
自分好みの部屋にリフォーム
レジデンスでの安心・安全という快適性を確保しながら、居室をリフォームできる物件もある。〝気持ち〞に妥協しない姿勢は、「どう生きたいのか」の表れだ。ただ室内にはシニアの暮らしの安全を担保するため、センサーや緊急呼び出しボタンなどの繊細な機械も装備される。実施する際にはそれらに干渉しないよう注意し、躯体を傷つけないこと、また退去時に「原状回復」をするのが鉄則だ。
『ハイクラス・シニアレジデンス案内 首都圏・関西版』
定価2200円
シニア向け住居市場が活況だ。特に元気なうちに入居する自立型は健康・食・趣味を彩るサービスや共用部に目を見張る。不動の人気物件から最先端まで別荘や住み替えの選択肢として注目のシニアレジデンスを案内。https://www.amazon.co.jp/dp/4091042651