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僕のゲーミングノートPCが壊れた日。悲劇を二度と繰り返さないためにやるべきことは?

2024.08.23

ゲーミングノートPCは、冷却ファンというものを内蔵している。これはプロセッサーやグラフィックボードを、文字通り冷却するためにある。

ところが、このゲーミングノートPCの故障で多いのが冷却ファンの異常である。

いわゆる「ファンの軸ブレ」は、PCを長年使っているとそれなりの確率で起こり得る故障だ。しかし同時に、日頃の心がけでファンの軸ブレを回避する方法もあるという。今回は筆者の失敗談を取り上げながら、ゲーミングノートPCの管理について解説していきたい。

筆者がゲーミングノートPCを選ぶ理由

筆者は様々なメディアと契約し、筆を執っている。

その中にはゲームメディアでの仕事もあり、故に筆者にとってゲーミングノートPCはなくてはならない道具。これが使えなくなると、プレイレポが一切書けなくなるのだ。このことを説明すると「なぜ澤田はデスクトップPCを選ばないんだ?」と言われてしまうかもしれない。

ノートPCは「海外へ持ち運べる」という利点がある。フリーランスのライターは、今いる場所を納期遅延の理由にはできない。世界のどこにいようが、ネット環境を探して仕事をし続けなければならないのだ。

そうした理由からデスクトップPCではなくノートPCを使っているわけだが、それ故に冷却ファンが故障してしまうと自力では交換できない。

したがって、PC専門店に持っていって修理を依頼するか、メーカー修理(筆者の場合はHP)を頼るしかない。しかし、どちらにせよ「それなりの時間がかかる」という問題がある。

修理には時間がかかる!

筆者のゲーミングノートPC『Victus 16』のファンから異音が発生し始めたのは、ちょうどお盆休みを控えた時期。PC業者曰く、

「これはメーカーに修理を依頼しないと行けないのですが、この時期はメーカーも休みに入るので、修理に出すとなると2か月は見込まないと……」

とのことだった。に、2か月!?残念ながら、そんなに待ってはいられない。まるまる2か月の間、仕事をするなということか!?

もちろん、こんなことを業者に言っても仕方ない。やむを得ず、筆者は大きなガリガリ音のするVictus 16を使い続けることに……と書きたいところだが、ファンが軸ブレしている時点で冷却性能は大幅に落ち込んでいる。

プロセッサーは、過度の発熱を回避するためにパフォーマンスを自動で低下させる機能が備わっている。もしも満足にプロセッサーを冷却できなくなれば、ゲームを始めて間もなくパフォーマンスが低下してしまうのだ。

というわけで、筆者は「新しいVictus 16を購入する」という選択肢を選ばざるを得なかった。

もっとも、同じVictus 16でも今回購入したものはCPUもグラボも世代が変わり、処理能力が大幅に向上している。それはそれで悪い買い物ではなかったのだが、やはり懐が痛む……。

軸ブレの原因は「埃」

さらに、筆者はPC業者からこう言われている。

「お客さん、こう言ってしまうのは申し訳ないのですが、もう少しこまめに埃を取り除けばこんなことにはならなかったかもしれませんよ」

この忠告には反論できなかった。というのも、先代Victus 16を購入してから2年5か月、ファンの手入れをロクにしていなかったのは確かだからだ。

すっかり真っ白になってしまったファンの写真は、撮っておけばよかったと後悔している。それだけ埃が溜まっていた、ということだ。

ファンに埃が溜まるとそれだけで冷却効果が低下するだけでなく、ファンの軸に余計な負荷をかけてしまう。それが軸ブレにつながるのだ。もちろん、ファンのクリーニングは筐体裏蓋を外さないとできない。殆どの人はクリーニングのために業者へ持っていく必要がある。筆者の場合はこのクリーニングのために6,500円支払った。

だが、軸ブレのリスクを考慮すれば6,500円は全く惜しくないと今になって強く感じている。自動車の12か月点検のようなもの、と言えばいいだろうか。

今すぐ部屋を掃除しよう!

また、ゲーミングノートPCを置いているデスクの上の清掃も重要である。

PC本体と同様に、それを設置している部分にも埃が溜まってしまう。これを数日毎に布で拭き取るようにすれば、PCにとっても人間にとっても優しい環境を構築できるだろう。

もちろん、部屋全体の清掃も重要だ。ハウスダストを極力抑えるように心がけていれば、PCの状態にも良い影響を与えるはずだ。

さて、新しいゲーミングノートPCを手に入れた筆者は、これから先代Victus 16をメーカー修理に出そうとしている。実はこのあたりにも注意点が。PCが入っていた箱は、まかり間違っても捨ててはいけない。修理に出す際、PCを入れる箱はやはり必要だ。保証書が箱に貼り付けられていることもあるが、そうでない場合も箱は大事にしまっておきたい。

文/澤田真一

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