DIME MAGAZINE
今夏プレオープンで話題の滞在型市民農園『FARMER’S BASE TSUKUBA』とは？
多様化する市民農園（レンタルファーム）のなかでも、他にはないユニークな設備で話題になっているのが茨城県つくば市にプレオープンした『FARMER’S BASE TSUKUBA』だ。
画像：FARMER’S BASE TSUKUBA
約30,000m²の広大な敷地面積を誇る本施設には、なんとキャンプサイト付きの泊まれる農園区画が存在する。「滞在型市民農園」と銘打つ通り、キャンプ場やちょっとした別荘感覚で利用できるのだ。
画像：FARMER’S BASE TSUKUBA
敷地内には稲作ができる「たんぼ区画」や、1m²から利用できる「きのこ栽培区画」などもあり、人と違う作物を育ててみたい人にもぴったりだ。
画像：FARMER’S BASE TSUKUBA
自分の畑で収穫した作物をその場で調理できる炊事場や、BBQ広場、シャワーやトイレなどの設備も揃っており、デイユースやキャンプ場としてだけの利用も可能。市民農園（レンタルファーム）というより、多様な遊び方ができるアウトドア施設といった方がしっくりくるかもしれない。
常総ICやつくば中央ICも利用できる茨城県南部に位置しているため、都心からのアクセスも悪くない。夏休みや連休のお出かけスポットとしても魅力的な施設になっているのだ。
ここからは、そんな『FARMER’S BASE TSUKUBA』を運営するマイナビ不動産のご担当者さまに伺った施設の魅力について紹介する。
――滞在型市民農園施設『FARMER’S BASE TSUKUBA』を立ち上げた背景を教えてください。
FARMER’S BASEは、自然と触れ合う機会が減少している都市型住民の皆さまへ、自然交流への機会創出を目的に立ち上げた新コンセプトのブランドです。FARMER’S BASE のコンセプトに共感いただき、国際都市と自然が共存するつくば市の認可を受けて産声をあげた第1号施設。それが FARMER‘S BASE TSUKUBAです。
画像：FARMER’S BASE TSUKUBA
FARMER’S BASEブランド設立の背景は、国内農業従事者の高齢化に伴う担い手不足に起因する、「拡大する荒廃農地」という日本の大きな社会課題の解決が発端です。
「キャンプ×貸農園」という新たなテーマのアウトドアフィールドを、自然と触れ合う機会が減少する都市住民の皆さまに提供する事で、荒廃農地を再生しながら地方創生を成立させる事業モデルを構築したい。そんな想いから企画化いたしました。おかげさまで、近隣自治体や官公庁にもご興味をお持ち頂き視察の相談を頂戴しております。
――農園初心者や未体験の方にもおすすめしたい『FARMER’S BASE TSUKUBA』の魅力を教えてください。
FARMER’S BASEは「家族の秘密基地」をコンセプトにしております。多様な家族形態に対応できる新たなスタイルの施設として「家族それぞれ」が楽しめるよう、キャンプ施設やBBQ施設、ドッグランや子ども広場など、様々な施設が併設された貸農園施設です。
画像：FARMER’S BASE TSUKUBA
農園の特徴として、椎茸などのきのこやお米の栽培ができる「きのこ農園」や「たんぼ」を備えていますので、キャンプサイトやBBQ施設にて、獲れたての野菜やお米、きのこを用いてその場で調理して味わうことができます。
頻繁に来園できないご家族の場合は、農園アドバイザーへの一時的な作業委託も可能です。また、育成に手間がかからないたんぼ区画（田植え・収穫以外の代行あり）をご利用いただくことで、遠方の方やキャンプ主体にしたい方も、気軽にご利用できる環境をご用意しています。
――プレオープンを迎え、現地見学会やモニターキャンペーンなどを行われていますが、ご反響はいかがでしょうか？
おかげさまで、我々の予想を上回るスピードでお申し込みをいただいております。
第1期のモニターキャンペーンでは申込受付期間の約3週間で約140組に及ぶご家族の皆さまにお申し込みいただき、ご利用者が決定しております。好評につき新たな第2期モニターキャンペーンとして「最大8カ月無料利用が可能」なご利用者を募集中です。
（※プレオープン期間は「はたけ70区画・たんぼ25区画」で募集区画終了予定です。）
ご利用者の傾向としては、つくば市や守谷市をはじめとした茨城県近隣自治体の皆さまを中心に、流山市や柏市などの千葉県や、東京都や埼玉県、神奈川県在住者までと広域にわたります。
画像：FARMER’S BASE TSUKUBA
お子さまたちは早速、虫捕りをはじめ園内で泥だらけになって遊んでいただいています。また、食育や野菜嫌いの解消を目的とするご家族も多数いらっしゃいますので、一緒に体現できるように、オリジナルの「野菜植えたよ・食べたよシール」の用意（準備中）をはじめ、お子さま自体が「また行きたい」と思えるような施設づくりを目指しています。
アウトドアやレジャー感覚で市民農園（レンタルファーム）を楽しもう
ユニークな設備が揃う進化系市民農園（レンタルファーム）を紹介した。
サポートが手厚い施設なら家庭菜園初心者でも安心だし、作物の栽培＋αのサービスを提供してくれる施設なら大人から子供まで存分に楽しむことができる。今回紹介した『FARMER’S BASE TSUKUBA』のような施設なら、家族の定番レジャースポットとして活躍してくれるだろう。
自分に合った市民農園（レンタルファーム）で、自分なりの楽しみ方を見つけてみてはいかがだろうか。
取材協力・画像提供／株式会社マイナビ不動産 FARMER’S BASE
Web
取材・文／黒岩ヨシコ
編集／inox.
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