今年の8月は、全国的に平年より気温が高く猛烈な暑さが続いており、9月も厳しい残暑が続く見込みと予想されている。
こうした厳しい暑さの中では、食事作りのために台所へ立つのも億劫になっている人も多いのではないだろうか?
チラシ・買い物情報サービス「トクバイ」を運営するロコガイドはこのほど、「トクバイ」ユーザー1,797名を対象に「猛暑下の食事作り」に関する調査を実施し、その結果を発表した。
2024年夏の猛暑で85%が「食事作りを負担に感じる」と回答
「トクバイ」ユーザーに今年(2024年)の猛暑で食事作りに負担を感じているか尋ねたところ、85%が「負担を感じている」と答える結果に。そのうち81.7%の人が「夕食」作りに一番負担を感じていると回答した。
今夏の夕食作りにかける時間にも変化があり、中でも「15分未満」で作ると回答した割合は36.5%で、夏以外の季節27.8%と比べると9ポイント上回る結果となった。夕食作りに「45分以上」かける割合も、夏以外の季節では20.1%のところ、今年の夏は13.8%と大きく減っている。
今夏の食事作りの悩みTOP3は「暑い台所に立つこと・調理作業」「食材価格の上昇」「献立決め」
猛暑下の食事作りに負担を感じている人に具体的な負担・悩みを尋ねたところ、「暑い台所に立つこと・調理作業」(76.8%)が最多、「食材価格の上昇」(70.0%)、「献立決め」(59.6%)と続いた。
約6割が負担を感じる「献立決め」では、「暑くて調理に手間や時間がかかるメニューは嫌だから」、「暑くて自分や家族が食べたいものが思いつかないから」を理由としてあげる人が半数を超えた。
猛暑下での食事作りの負担を減らすために取り入れていることは「電子レンジを活用する」(61.4%)が最多、「台所でクーラーや扇風機を使う」(49.8%)、「時短メニューにする」(46.0%)が続いた。高温多湿になりがちな台所で少しでも快適に作業できるようにし、メニュー選びや調理工程でもくふうを取り入れている人が多い結果に。
さらに「冷凍食品を活用する」(38.1%)、「購入した惣菜を取り入れる」(34.2%)と続き、市販品が猛暑下の食事準備において強い味方となっていることがうかがえる。