自走式カプセル内視鏡検査のメリット
(1)内視鏡検査時の麻酔が不要で、使いまわしリスクも無い
「使い捨てカプセルは麻酔不要で飲み込めるサイズ。検査後は便と一緒に排泄し処分します」(大塚さん)
(2)手術後も苦痛の無い経過観察が可能
「胃がん等の手術を受けた人の術後観察が素早くでき、今後の治療計画も立てやすくなります」(大塚さん)
(3)遠隔操作で医師の負担や感染も軽減
「内視鏡だと患者と医師が接し感染リスクがあるが、カプセルにはなく、遠隔検査もできます」(大塚さん)
「カメラで直接診察するのは通常の胃カメラと同様ですが、カメラ挿入時の苦痛や抵抗感が生まれにくく、検査の動機づけがしやすいです」(大塚さん)
日本人の死因1位である占めるがんをいかに早期発見するか
「ステージ1で発見できれば、5年生存率は9割以上。治療費もステージ4比で100分の1程度で済みます」(大塚さん)。人生100年時代を全うするためにも検査はしっかり受けたい。
取材・文/久我吉史